福岡・筑前　三輪中いじめ自殺事件

いじめ教諭、他にも　全校調査、遺族公表　福岡中２自殺

　福岡県筑前町の中学２年の男子生徒（１３）がいじめを受けたという遺書を残して自殺したあと、学校が全校生徒を対象に実施したアンケートの中に、亡くなった生徒へのいじめの発端になったとされる１年の時の担任教諭のほか、別の教諭も、校内でいじめや暴力行為をしていたという指摘があったことが１９日、わかった。アンケートは、生徒の自殺以後、学校が実施した。このうち、１６日朝の２回目について、学校側から説明を受けた生徒の母親が報道陣に、一部を明らかにした。
　母親は、「（アンケートには）ほかの先生の名前も挙がっていた。誰先生とは書いていないが、『いじめを自分も受けていた』とか。暴力もあったみたい」と話し、別の教諭からいじめを受けたという訴えがあったことを明らかにした。
　アンケートには、３年生を中心に「だれを信じてよいのかわからない」という不信感や、「先生はきちんと悪いことを出して下さい」といった要望も記されていたという。

朝日新聞 10/20