ニュース
鉄・化学・食品
昭和産業、中国の調整粉事業を強化−パン用など品目拡大
昭和産業は中国でのプレミックス(調整粉)事業を拡充する。現地法人の大成昭和食品(天津市)の製造体制や販路開拓などが軌道に乗ったことから、生産品目のラインアップを増やすほか、販路を現地に進出している日系食品メーカーだけでなく、現地の食品メーカーにも広げる。日本国内の市場が頭打ちとなる中、中国市場を成長分野の柱と位置づけ、拡大を進める考え。
大成昭和食品は昭和産業と双日、台湾の大手食品メーカーの大成集団の合弁企業で、03年2月に設立。中国のプレミックス工場としては最大規模の年8400トンの生産能力を持つ。大成集団の製粉工場で生産された小麦粉の供給を受け、昭和産業のプレミックス生産技術を活用している。
大成昭和食品のプレミックスの生産量は04年度は年245トンだったが、06年度には同1273トンに急増、単年度での黒字化も果たした。
(更新日 2007年12月 6日)
- トピックス
- ブックス&ソフト