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【自動車産業ニュース】豊田通商、中国で販売網拡大 12年までに店舗3倍2007年12月6日
豊田通商は5日、中国での自動車販売店事業を強化する方針を明らかにした。経済成長に伴う市場拡大を踏まえ、2012年までに店舗数を3倍に増やす計画。都市郊外の店舗展開を担い、販売攻勢を強めるトヨタ自動車の先兵役を果たす。 トヨタの中国販売網は9月末現在で425店舗。沿海部の主要都市を中心に展開し、地場資本による経営が多い。このうちトヨタ車を扱う店舗は生産会社の合弁相手ごとに系列が分かれ、日本から輸出する高級ブランド車「レクサス」の専売店はトヨタの完全子会社が統括している。 豊田通商は11月末現在で都市郊外を中心に23のトヨタ店を運営し、販売規模は年間2万7000台程度に及ぶ。08年にはレクサス店の運営に参入するなど店舗展開を加速。12年までに68店舗まで増やし、約7万台の販売規模に拡大させる。 トヨタは08年に前年見込み比45%増の70万台を販売する計画を立て、10年ごろに100万台の販売を目指している。 06年に700万台を突破した中国市場は急速な成長が続き、「10年は1300万台規模となり、乗用車だけで830万台程度に達する」(豊田通商の担当者)との見方も。沿海部や省都以外の地方都市にも需要が広がることから、トヨタはグループを挙げて基盤整備を急ぐ。
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