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阪急交通社、中国・東欧に拠点拡充−日系中心に取扱量拡大へ
阪急交通社(大阪市北区、小島弘社長、06・6366・1260)は、国際物流の取扱量拡大を目指して海外拠点を拡充する。08年1月に中国子会社の分公司(支店)を数カ所開設する予定。08年度上期にはポーランドにも拠点を設ける。さらに、現地進出を視野にロシアでの市場調査も行った。アジアや東欧ではメーカーなどの進出が依然旺盛。拠点を整備して増加する輸送需要を積極的に取り込む。
中国の新拠点は、5月に阪急交通社が設立した中国国内物流会社、阪急儲運〈上海〉が運営。日本から輸入した電子部品やアパレル関連などの国内での輸送増加に伴う拠点開設で、日系企業を中心に貨物取扱量の拡大を目指す。ただ、同国沿岸部の拠点はほぼ整ったため「今後は内陸部に向かって拠点整備を進める」(多田尊則代表取締役専務執行役員)としている。
阪急交通社は07年に入って中国拠点を拡充するとともに米国、インド、ベトナムにも拠点を開設している。
(更新日 2007年12月 6日)
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