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容疑者に酷似の男、女性に連日接近か 埼玉アパート殺害

2007年12月06日11時36分

 埼玉県川口市のアパートで渡辺沙織さん(26)が殺害された事件で、事件直前とみられる時間に渡辺さんが近くのスーパーに寄った際、自称配管工の清田龍也容疑者(39)=別の強盗強姦(ごうかん)などの容疑で逮捕=と酷似した男が店内にいたことが、県警の調べで分かった。男は、県警が映像を公開している男と同じような黒っぽい靴を履いていたという。県警は、清田容疑者が渡辺さんをつけ狙っていた可能性もあるとみて調べている。

 清田容疑者は調べに対し、渡辺さんが殺害されたとみられる10月30日の昼間と、前日の29日夕に、「仕事がないのでぶらぶらしていた」とスーパーにいたことを認める供述をしているといい、防犯カメラにも映像が残っている。

 県警が映像を分析したところ、容疑者に酷似した男は渡辺さんが襲われたとみられる30日午後7時半の直前、渡辺さんとほぼ同時刻にスーパーに入店。渡辺さんがスーパーをでる直前に外に出たという。29日夜にも、渡辺さんと清田容疑者に似た男がほぼ同時刻にスーパーにいたという。

 また、30日午後10時40分過ぎにスーパーの現金自動出入機(ATM)から、渡辺さん名義のキャッシュカードで現金を引き出そうとした男も、清田容疑者と酷似。この男はすでに映像が公開されているが、青のセーターとチェック柄のズボンで黒っぽい靴をはき、メガネをかけていた。

 29、30の両日に渡辺さんと同じ時間帯にスーパーのビデオに写っていた清田容疑者似の男の服装は、黒い上着に作業ズボン、黒っぽい靴で、メガネはかけていなかったという。県警は男がATMの防犯カメラを意識し、渡辺さんの服で変装した疑いがあるとみている。

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