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2007-12-04 人は何時間働くと過労死するのか?
■人は何時間働くと過労死するのか?

先週、asahi.com:トヨタに残業代の重荷 カイゼン活動の社員「過労死」 - ビジネス という悲しいニュースがありました。
トヨタ自動車に勤務していた内野健一さんの急死を労災と認定した名古屋地裁の30日の判決は、トヨタの躍進を支える「創意くふう提案」や「QCサークル活動」などを、労災認定の際には「業務」と判断する考えを示した。こうした活動を「個人の自発的な提案」とみなして残業代を払っていない企業には衝撃を与える内容だ。
このような記事を読むたびに、内野さんの無念さやご家族の気持ちなど考えると、ホントに悲しくなります。人ごとでなく、自分の身にも起こりえた話なんで、ゾッとします。
私も、サラリーマンをしていたときに、過労死するんじゃないか?と思ったときがありました。
月400時間を超える労働時間が数年連続で続き、ましてイヤ上司からの小言のストレス。毎朝、出勤前の恒例行事が、汚い話ですが「朝食を吐くこと」。仕事をしている時は気が張っているからいいのですが、仕事帰りにはメマイがして、何度も倒れそうになりました。
「ヤバイ」とその時、何度も思いました。仕事のプレッシャー、過度な労働等から視野が狭くなっていき、自分から死のうと思ったこともありました。
今も、思い起こすと複雑な気持ちになりますね。過労死の記事を見るたびに、何度もあの時を思い出します。同じような思いをしているサラリーマンの人達は、今、どんどん増えているのでしょうね。
この状況、今後、改善していくのでしょうか?厚生労働省の施策はともかくとして、現実は、一層厳しくなるのでしょう。
未来を予測するのは難しいのですが、間違いなく起こるのが、「企業間競争の激化」と「国際競争の激化」でしょう。これだけは間違いない。皆さんの会社のライバル会社がどんどん増え、そのライバル会社がどんどん強くなる。
アメリカ企業、ヨーロッパ企業、中国企業だけでなく、インド、ロシア等のBRICS企業、世界中の企業がライバルになり、各社が勝ち抜くために、一層、競争が激しくなる「大競争時代」に突入していく。
大競争時代に勝ち残る為には、生産性の向上。それと、夢中で没頭した仕事によって生み出されたクリエィティビティ溢れる仕事。
生産性の向上という事で、すぐに経営者がスポットを当たるのが「労働力」の強化。労働力の強化ということになると、「質」の強化と「量」の強化の2種類があると思いますが、両方を求めれれていくのでしょう。
そんな時代の要請から、ホワイトカラーエグゼンプションも、近い将来、法律も通過する状況になるでしょう。
そうなれば、悲しいかなもっと過労死が増えていくような時代になるのでしょう。
だからこそ梅田望夫さんが、ウェッブ時代を貫くことでも主張されている「好きを貫く」ことや、このブログのテーマ「楽しく仕事をしていく」事が重要になると思うのです。
仕事が好きな人、仕事が楽しい人でなければ、この厳しい時代を乗り越えていけないと思うのです。
仕事が好き、楽しいから、仕事に没頭し、長期に渡り、長時間の人生を仕事に投じることができる。勤勉に働く事ができるのです。
そうでなかったら、心も体ももたなくなってしまうのではないでしょうか?
何時間働けば過労死になるのか?
これは、たぶん「どれだけ好きな仕事に携われているか?楽しめる仕事をしているか?」で違ってくるのではないでしょうか?
私は、同じ業種の仕事でしたが、イヤな上司のもと、プライドが感じられない仕事をしていた時は、働く時間がイヤでイヤでたまりませんでした。たぶん、会社を辞めないであのままの状況で続けていたら、ホントに過労死していたと思います。
じゃぁ、今、ラクになったかと言えば、労働時間はその当時より2割ほど増えていると思います。しがない自営業者ですので、働かなくてはなりません。だけど、以前のような疲れはなく、充実した日々が過ごせています。身体の不調もないし、心も健全です。
その経験から感じることは、同じ1時間でも、「楽しく働けている。好きな仕事をしていると感じる」か、「イヤな仕事をやらされていると感じる」かで労働の負担が全く異なってしまうということ。
極端な話、月200時間でも過労死を生むようなストレスを発生させる仕事もあるし、月500時間でもイキイキと充実した日々を過ごせる仕事もある。これが現実ではないでしょうか?
そして、将来的には我々の労働時間はドンドン増えていく状況が予測されている。以前、植木等さんが「無責任シリーズ」が全盛期だった頃、「モウレツ社員」という事が流行っていました。高度成長期の日本です。あの時代よりも大競争時代が進むと、「モウレツに働かなければ生き残る事ができない」時代になるのではないでしょうか?
だからこそ、自分の身を守るためにも「好きな仕事を貫かなければいけない。楽しい仕事をしていかなければならい」と思うのです。
以前、私たちが若い頃、ベテランの人達からこんな事を言われていました。
「好きな仕事ばっかりできるほど世の中は甘くないんだよ。辛いことを我慢していくのが仕事なんだ」
そんな時代は幸せな時代だったんです。私たちがこれから生きていく大競争時代。これからは、
「イヤな仕事を我慢して、勤務時間を過ごして乗り切れるほど、世の中、甘くないんだよ。好きな仕事、楽しい仕事に没頭していくことが仕事なんだ」
と言う時代に突入したのではないでしょうか?
「好きを貫く」であるとか「楽しく仕事をする」とかは、一見、能天気の感じがあります。しかし、これからの時代をサバイブする為の、厳しい言葉でもあると思うのです。
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楽しくても月500時間も物理的に働けるわけはない。
休みなく毎日働いたとしても16時間/日。
そんな不可能なことがなぜ分からない。
月400時間も数年働いた奴隷だから仕方がないか。
自分の足の鎖の重さを自慢する奴隷さん。
指摘は正しいと思うんだけど、
この本文の主題ってそこだったのか?
者→省、だな。スマン。
毎日16時間ってのは「物理的」には可能ですね:-)
極端な話として例に挙げているだけじゃないか。
想像性どころかおまえさんには話を理解する能力がないな。
以前午前2〜3時まで毎日職場にいた時期もあったなあ。
睡眠時間一日3時間で他は飯食う時間とか除いて基本的に仕事って事をやった事がある俺にしてみたら別におかしいとは思わないけどね
働いているのが「楽しければ」なんの苦行でも無い。むしろ快楽。
大競争時代には、大変な努力をしなければ勝ち抜けないから、長い時間働いても楽しいと思える仕事に出会えれば、ノウハウは蓄積され続け、知識も身に付き、勝ちに近くなっていくんじゃないかい?
どっちが奴隷なんだか。
毎日16時間年中無休で働いてたよ。
だから、「好きな仕事に就け」と言ったらニートが増えそう。
「今の仕事を好きになれ」の方が現実的かと・・・
お前には、想像力以前に文章の趣旨を理解する力、単純な知性すら
備わっていないな。
気の毒だと思うが、今後聞いたような口をきくのは禁ずる。慎め。
とはいえ、それでは働く意味が無いわけで。
デスマに陥った過去も振り返れば楽しかったと思えるのは
仕事が好きなんだろうな
ただの揚げ足とり乙。多分自分が論理的に考えているつもり
なのでしょうが。読解力をつけましょう。
(まあでもトシが高校生以下ならしょうがないか。
もし大人だったら・・・)
500時間というのは時間そのものを指すというより
「同じ時間、ないしそれより多くの時間働いても
好きな仕事をしているときは肉体的精神的負担が少ない。」
ということを主張して、そこから
好きな仕事をする利点につづけて結論をだしているわけで。
仕事に満足していて本人の気持ちはよかったとしても,疲労していないわけではないから,気付かないうちに無理してしまって突然死,というパターンらしい.
いやいや仕事をしていると,気持ちとしてはしんどかったとしてもこなす仕事量がいやいややっていることから減少するので過労死の恐れはあまりない,という話でした.
仕事いやだなと思いながらも,いろいろなプレッシャーから無理やり激務をこなす,となると事情はかわってくるのだとは思いますが.
好きな仕事、楽しい仕事を見つけるのって
難しくないですか?
そんな仕事ばっかりしてるの日本人だけだぜ。
田舎でも行って生活レベル落とすと言うのは選択肢にないのかなぁ。
何のために生きてるの?
ということは、残り8時間弱。
昼の休憩、通勤時間などを含めると残り7時間を切る。
(自営で通勤時間のない人は違うのかも)
この状態で、まともな生活ができる?
少なくとも子育てはまともにできない可能性が大。
日本中の家庭がこんな状況になったら、この国の将来はない。
いくら好きな仕事でも、こんな状態を年単位で続けるのは
推奨できる話では決してない、と私は思う。
「日本の場合、ワークライフバランスのライフは、生活ではなくて命でしょう」
「たとえ30年前と同じ割合で人件費を支払っている
としても、実際第一線に張り付いている2,30代は半分もいませんよということだ。」
組織の高齢化が進むと共にますます若者離れを起こし、、この状況はなお一層悪化すると思われます。
>(自営で通勤時間のない人は違うのかも)
よく会社で泊まり込んでる人がいるのはそのためでしょうね。だからまともな生活は送れません。
また長時間労働で睡眠が不十分な場合は走ってる最中に、ウトウトすることだったあるでしょう。その場合に起こるのは、過労死ではなく「居眠り運転が原因の事故死」です。
現代の産業社会は、組織の利潤目的のために個人の意志の発露など踏みにじっても、人々を十把一絡げに束ねて同じ方向に走っていくものですからら、一部を除き大多数の人は仕事に楽しいことを見つけられないことを前提に社会が成り立っています。
その意味では欧米の「仕事は経済的事情から避けがたい苦役である」という労働観に基づいた対策が一般人向けであるべきで、「仕事が楽しくないのはお前が悪い」というような言動は、うつ病患者にもっとがんばれというよりももっと悪いものだと思われます。
楽しくない仕事は割り切って、会社的自分の幸せと自分自身の幸せのバランスをまず考えようと言った方がが多くの「個人的幸せ」には寄与するのではないですか?
いくらキツくても嫌いにならない仕事が世の中にはあるかもしれないけど、そんな仕事は競争率が高すぎて、天才しかやっていけない場所のような気がするし。
それにしても厳しい時代になるのでしょうねぇ。