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【群馬】

県が『出会い』を支援 未婚・晩婚化対策の一環で

2007年12月5日

 県は未婚・晩婚化対策の一環として、独身男女向けのイベント情報を提供して出会いを支援する「ぐんま赤い糸プロジェクト」を四日からスタートした。県健康福祉課は「お見合いによる出会いが減少している中、県が“緩やかなおせっかい”をすることで、男女が出会える場を提供し、少子化対策につなげられれば」と説明している。 (禰宜田功)

 プロジェクトは、県が民間企業に委託して、出会いの機会となるイベントを企画し、こうしたイベント情報を会員となる企業・団体に提供する仕組み。会員の企業・団体は情報を従業員に伝え、従業員が個人で参加を申し込む。県は四日から、従業員に出会いの場を提供したい企業・団体を会員団体として、イベントを企画する企業を協賛団体として、それぞれ募集を始めた。

 業種によって未婚者の割合に偏りがあることから発案したという。県によると、未婚者の多い業種は、三十代男性では製造業がトップで、次いで卸売小売業、サービス業。二十五−三十四歳の女性は医療福祉が最も多く、卸売小売業、製造業の順。

 また県内の未婚率は、三十−三十四歳男性が一九八〇年は24・9%だったが、二〇〇五年には54%と二倍以上に。二十五−二十九歳女性も八〇年は21・1%だったが、〇五年には45・1%となった。

 同課は来年二月にも第一弾のイベントを開催したいとし、「ある程度の参加者がいないと成り立たないので、多くの企業に参加してほしい」と呼び掛けている。問い合わせは同課=(電)027(226)2525=へ。

 

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