2007年 12月 5日
バス事故で運転手3人逮捕
4日、大阪の高速道路で岡山の観光バス3台が次々と追突し、55人がけがをした事故で、警察は、バスの運転手3人を自動車運転過失傷害の疑いで逮捕しました。逮捕されたのは、勝山悟容疑者(49)ら、岡山市のシモデンツアーサービスに勤務するバスの運転手3人です。この事故は4日午前10時半ごろ、大阪府泉南市にある阪和自動車道のトンネルで、勝山容疑者が運転する観光バスが、渋滞で停車したワンボックスカーに追突しました。さらに、後続のバス2台が次々と衝突し、バスの乗客など55人がけがをしたものです。バスに乗っていたのは倉敷市の年金受給者の団体で、和歌山県に温泉旅行に行く途中でした。ツアー客は旅行を取りやめ、4日夜、別のバスで倉敷市に帰ってきました。警察の調べに対し勝山容疑者らは「遠くを見ていて、前の車を十分見ていなかった」と供述しているということです。

運転手3人逮捕を受けバス会社が謝罪会見
55人がケガをし運転手3人が逮捕された事故を受け、急遽、シモデンツアーサービスが、岡山市で謝罪会見を行いました。シモデンツアーサービスは、会見で、運転手3人について健康状態や勤務状況、出発前のアルコール検知器による検査でも、問題はなかったとしています。永山久人社長は、3人の運転手から事情を聞いて、教育体制や管理体制の見直しができ次第、責任を取って社長を辞任する考えを示しました。

倉敷の老人ホームで5000万円の未払い金
倉敷市の特別養護老人ホームで、約5000万円の未払い金や不明朗な会計処理があることがわかりました。倉敷市によりますと、おととし12月に開設された倉敷市の特別養護老人ホームオレンジヒルズは、開設当初から給食委託業者への支払いが滞り、約5000万円の未払いが発生しているということです。また、老人ホームの理事長が院長を務めていた医院と業務委託の契約をし、親族らに対し勤務実態より多くの給料を支払っていたということです。倉敷市では、今年8月に県と合同で抜き打ち監査をし、オレンジヒルズに対し、今月28日までに改善結果を提出するよう求めました。

税金約320万円を横領元玉野市職員を逮捕
市民から徴収した税金約320万円を着服したとして、玉野市の元税務課主任が警察に逮捕されました。業務上横領の疑いで逮捕されたのは、玉野市の元税務課主任、大野徹二容疑者(37)です。警察の調べによりますと、大野容疑者は、おととし10月から今年3月にかけて、15回にわたり、玉野市のリース会社などから徴収した固定資産税など約320万円を着服した疑いです。大野容疑者は、課税台帳のデータを改ざんするなど、隠ぺい工作も行っていました。調べに対し大野容疑者は「着服した金はギャンブルなどに使った」と容疑を認めているということです。玉野市では、今年10月、税金約600万円を着服した疑いで大野容疑者を告訴していました。警察では、さらに余罪があるとみて大野容疑者を追及する方針です。

特集は夢はセリ人。師走の市場に密着!
師走。岡山の台所、中央卸売市場は最も忙しい時期を迎えます。全国から新鮮な食材が集まるこの場所で奮闘する若者がいました。市場の花形、セリ人を目指して日々修行に励む姿を追いました。夕方4時53分からのスーパーニュースでお伝えします。