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県は寺越事件の公式見解を

2007年12月03日

≡救う会など求める方針≡

 「北朝鮮に拉致された日本人を救出する石川県民の会」(救う会)と「特定失踪(しっそう)者安達俊之さんを思う会」の合同役員会議が2日、白山市内であった。1963年に寺越昭二さん(当時36)ら3人が行方不明になった寺越事件を「拉致の可能性が排除できない」とした政府見解を受け、県の公式見解を近く求めることを確認した。

 役員会議で寺越さんの長男昭男さん(57)は政府見解について、改めて「一歩前進だが、まだこれから」とし、認定に向けて、今後も活動を続けるとした。10日から始まる北朝鮮人権侵害問題啓発週間では、パネル展や啓発グッズ配布運動をするという。

 また、熊本市内の朝鮮総連関連施設への税の減免は違法とした最高裁判決を受け、金沢市へも市内施設の一部減免中止を、今週中に要望することを申し合わせた。

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