あぶない探偵・特別編
◆心霊ツアー岩手 大住班レポート


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16時37分 登頂開始

男3、女3、合計年齢162歳で構成される我が大住班は、私がオシッコに行っていた為に3番手に出発。

当日の天気は曇り、ときおり小雨がぱらつく。隊員の志気はやや高い。私自身はビール(発泡の赤いの)を装備しているので精神状態はより高いレベルに保たれている。すでに飲み始めて9時間。最後まで体力が保つだろうか。


16時40分 全行程の1/5を制覇

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開始3分にて全行程の1/5ほど進んでしまう。当然霊は確認されない。隊員の心の中には確実にピクニックという文字が存在している。このままでは少しまずい。


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とりあえずビールを飲んで心を落ち着ける。

そうだ、ちんたら歩こう。


16時49分 慰霊碑到着

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もう着いた






…………


……









いや、勃起している場合ではない。
幸い隊員達は管理人らしき女性(そう!この場所には管理人がいたのである。管理人つきの心霊スポット……)に事件当時の説明等を受けている。その隙をついて辺りを見回すとまだ奥に建築物が続いているようである。まだ終わりでなくて良かった。心底安心する。

説明終了後、次の建造物に向かう。


16時52分 慰霊堂到着

慰霊堂の中には162名の犠牲者の名前と享年が書かれた名札が並ぶ。
一瞬にして予想外の人生の終わり方をした人達。確かに今だこの地を彷徨っていても不思議ではないだろう。
そんな彼らの平安を祈って、


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     かんぱーい☆


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      飲酒!


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      ふい〜


大住「あなた達の分まで生きてうまいもん食って、旨い酒のんで、バカみたいに楽しく生きるから安心してください。とりあえず今この瞬間ビールウマイよ。うはー!」

つーか、今まで黙ってたけどさぁ。ワシ以外にも女のやつら全員酒飲みながらきてたの。霊もでないのにシラフで山なんか登れるかっつーんだよ!ハゲッ!

と、本性表したところで慰霊堂出ると、でたんです!


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刃物もったキチガイが!

あの目はヤバイです。きっと何かに憑かれています!

大好きな山木さんをタスケテあげなくては!!


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  清めの酒!!!!(ビール)


正気に戻ったのか顔に表情(怒り)が戻ってきています。ヨカッタネ!

どうやら一番最初に出発した山木班はすでに一番奥まで行って、戻ってくる途中だったようです。まったく、ワシがいなかったらどうなっていたことか。八墓村ばりの大惨事が起きるところでしたよプンプン。


16時59分 航空安全祈念の塔到着

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    悪霊たいさーん!!

変なのが見えたからとりあえず持ってたビールを投げつけておきました。
あー、つーか本当にゴールしてしまいました。途中悪霊2匹ほど退治しましたが、透けてるヤツはでてこなかったですねー。

まぁ、


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こんな風にふてぶてしく煙草吸う奴らの前には、でてきづらいのかも知れません。


なんせ


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足下に酒瓶も転がってますからねー

ダメ人間だ、ははっ!(きもち誉め言葉)


というわけで、今回の心霊ツアー大住班のレポートはこれで終了でーす!

最後に一言


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地球は大きなゴミ箱だー!




ではなくて



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おしっこ最高!!(恒例イベント)


早く透けてる霊が見たい今日この頃




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