インドネシア運輸省当局者は5日、首都ジャカルタのスカルノハッタ国際空港の滑走路に旅客機のエンジンカバーの一部が落ちているのが見付かり、該当機の航空会社を調査していることを明らかにした。地元紙ジャカルタ・ポスト(電子版)が報じた。
破片の長さは約3メートル。同空港の国内線、国際線の貨物機が使用する滑走路上で見付かった。破片にあった製造番号からエンジンカバーの一部と判明したが、機種や所属の航空会社は判明していないという。
同空港では先月、離陸したばかりの国内航空の米ボーイング社製737型機の翼の一部の破片が落下、同機は即時に帰還する騒ぎもあった。
インドネシアでは今年初め、航空機事故が続出、国内航空会社の安全対策の不備が露呈していた。欧州連合(EU)は一連の事故を受け、インドネシアの全航空会社の域内への乗り入れを禁止している。