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橋下弁護士、出馬に慎重姿勢 大阪府知事選

2007年12月05日

 来年1月27日投開票の大阪府知事選で、自民党が擁立に向けて調整している大阪弁護士会所属の橋下(はしもと)徹弁護士(38)について、同党府議団の朝倉秀実幹事長は5日朝、「魅力的な候補の一人」と語った。ただ、橋下氏は5日午前、「立候補を辞退させてほしい」と府連幹部に伝え、慎重な姿勢を示している。自民、公明両党は太田房江知事の3選出馬断念を受けて、民主党との相乗り候補も模索している。

 自民党府連幹部によると、党本部と党府連との調整の中で、橋下氏は出馬に意欲を表明。橋下氏が出演するテレビ番組などの日程調整をしたうえで、今月20日にも記者会見を開いて立候補を正式発表する方向で検討を進めてきた。5日朝、朝倉氏は報道陣に「いろんな人に打診しており、ベストな人を選ぶ。橋下さんは魅力的な候補で、中心の一人だ」と述べた。

 ただ、こうした動きが表面化したことで、その後、橋下氏から「テレビ番組の違約金の問題もあり、出馬を辞退させていただきたい」との連絡が府連幹部にあった。同党関係者が慰留したものの、受け入れられなかったという。

 自民党は11月の大阪市長選で民主推薦候補に敗れ、総選挙を前に2連敗は避けたいとの思惑から、「知名度が高く、絶対に勝てる候補」(党幹部)を条件に、候補者選考を続けている。

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