事件・事故・裁判

　青森海上保安部は５日、青森県中泊町小泊の海岸に、北朝鮮のものとみられる小型木造船が漂着したと発表した。エンジンは積載されず、船体にはコケが生え、人が乗っていた形跡はなかった。

　調べでは、４日午後１０時５分ごろ、釣り人が岩場で転覆船を発見。全長約５．３メートルで、近くに漂着していた船体の破片にハングルらしき文字が記されていた。平らな船底にコールタールが塗られている点が、今年６月の脱北家族４人の船と同じだった。青森県では１０月にも、深浦町で北朝鮮のものらしい無人の木造小型船が漂着していた。【喜浦遊】