佐賀放送局

2007年12月5日 12時43分更新

「着工条件年内見直しも」


九州新幹線・長崎ルートを含む整備新幹線の着工条件の見直しが、近く政府与党の検討委員会で議論されることになったことについて、古川知事は4日、「年内にも着工条件が見直される可能性がある」との見通しを示しました。

九州新幹線・長崎ルートは3年連続で予算が認められながら着工の条件である並行在来線のJRからの経営分離に沿線自治体の鹿島市と江北町の同意が得られず着工のめどが立っていません。
一方、長崎ルートを含む整備新幹線について近く政府と与党の検討委員会が開催され、着工条件の見直しが議題に上がる見通しになっています。
こうした現状について古川知事は4日、県議会の終了後報道陣の取材に対し「年内決着の可能性もある。
現在、与党で議論されていることなのでどう判断されるかだろう」と述べ、年内にも政府・与党の検討委員会で着工条件が見直される可能性があるとの見通しを示しました。
また古川知事は与党内に年内決着を主張する人が一定いること。
政府・与党の検討委員会で検討項目として着工条件の見直しがここにきて最終的に盛り込まれたことなどを挙げ、与党内に年内決着を臨む声が高まりつつある状況などをあわせて説明しました。