GTD的読書管理ツール Bookboard.jp
David Allen氏が著作「Getting Things Done (邦題: 仕事を成し遂げる技術)」で提唱したストレスフリーなタスク管理手法「GTD」。
最近では多くの書籍や雑誌、ウェブサイト(例えばこちら)で取り上げられ、実際に活用されている方も増えてきました。
Bookboard.jpでは、このGTDの手法を読書に応用し、どなたでも利用できるウェブアプリケーションとして公開しています。
「GTDを読書に応用する」とは?
一般的なGTDでは、頭の中にあるすべての「気になっていること」を、紙に書き出すことからスタートします。
読書の場合も同じです。例えばあなたが昨日、本屋さんで見つけた小説やビジネス書、漫画など、読みたいと思ったすべての本を一カ所に書き出します。その本が、あなたの手元にあるかどうかは関係ありません。まだ買っていなくても、いつか読みたいと思った本はすべて書き出します。
「すべて書き出す」というと大変そうですが、Bookboard.jpを使えば簡単です。ユーザー登録後に用意されるあなた専用のページで、書名や著者名から検索して登録ボタンを押すだけです。
次に書き出した項目を整理します。
GTDでは書き出したタスク、一つ一つについて、次に何をすべきか(NextAction)を考えます。仕事の場合には、たくさんのNextAcionが考えられますが、読書の場合は大きく分けると次の4つになります。
1. 本を入手する
2. 手元にある本の中から、次に読む本を決める
3. 読む
4. 読み終わった本を保管する
Bookboard.jpでは、この4分類に対応した4つの本棚を活用します。
1. まだ買ってない本棚
2. 買ったけど読んでない本棚
3. 読み途中の本棚
4. 読み終わった本棚
4つの本棚の効果
この4つの本棚は、次のように使います。
読みたい本を見つけたら
読みたいと思った本は「まだ買ってない」本棚に登録しましょう。
この本棚を見れば、自分が過去に「読みたい」と思った本をいつでも取り出すことができます。ですから、おもしろそうな本を見つけたときに、別の本を読んでいる途中であれば、新しい本を慌てて買わなくても良くなります。読み途中の本を読み終わって次に読む本を決めるときになったら、この本棚を見ればよいのです。衝動買いが減り、買って積んだままになってしまう本も減ります。
本を買うとき
「まだ買ってない」本棚には、過去のあなたが見つけたおもしろそうな本がたくさん並んでいるはずです。次に何を読もうか迷ったときは、この本棚を見れば読みたい本がすぐに見つかるでしょう。
また、「まだ読んでない」本棚に、以前に買ったまま読み忘れている本がないか確認しましょう。その本は、あなたの部屋の本棚で、あなたに読まれるの待っています。もしそれがまだ読みたい本なのであれば、新しい本を買う前にその本を読んでしまいましょう。
本を読み始めたら
Bookboard.jpでは、それぞれの本についてコメントを書き込むことができます。感じたことや、後で読み返すときに思い出したいことなど、自由に保存しておくことができます。
読み終わったら
読み終わった本は「読み終わった」本棚に移動しておきましょう。
自分がどんな本を読んだのか、その足跡がこの本棚に蓄積されていきます。自分の読書記録が一目で把握できます。
本にはタグも付けられます
すべての本には「タグ」を付けることができます。例えばこちらは、このサイトの管理人のBookboardです。左のサイドバーに表示されているキーワードがタグです。このタグを選択すると、本棚の内容が絞り込まれます。ジャンルや著者などをタグとして登録しておくことで、たくさんの本のなかから、目的の分類の本だけを閲覧することができます。
ご利用は無料です
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