日本サッカーの救世主を探せ!〜世界に通じる10代とは〜
 
2007年12月9日(日)24時15分〜25時10分フジテレビ系列全国28局ネット※ ただし、テレビ大分、テレビ宮崎では放送時間が異なります。
 
ナビゲーター:風間八宏(サッカー解説者)
 
 
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風間八宏が世界と日本の選手育成の違いをリポート! 世界に通じるサッカー選手を生み出す鍵はJr.ユース世代の育成にあった! また、バルセロナに飛んでメッシを直撃!少年期のサッカー観に迫る!

 

世界の壁を越える才能は10代で開花する

 

「世界のトップと渡り合う選手をつくるには、少年期に数多くの経験をさせることが必要だ。」風間八宏氏はこう語ります。

 

着実に進化する世界サッカーに、日本も乗り遅れてはなりません。
3年後のワールドカップ南アフリカ大会、さらに10年後、20年後を見据えて考えたとき
Jr.ユース世代の育成が鍵を握るのではないでしょうか?
そして、どうしたら日本からも10代の救世主が生まれてくるのでしょうか?

 
 

メッシが語る少年期のサッカー観

 

10代でワールドカップにデビューしたメッシ(FCバルセロナ)をはじめ、C・ロナウド、ルーニー(ともにマンチェスターU)など、今、世界では若き才能がチームの中心として活躍しています。そんな彼らは少年期にどんな教育を受けてきたのでしょうか?風間氏は指導者の目線に立って、スペイン・バルセロナへ飛びました。

 

13歳でバルセロナに渡ったメッシはどんな指導を受け、どのように成長していったのでしょうか?
そこで、風間氏が当時の恩師や関係者に直撃取材。その育成術や千里眼が明らかになります。
また、メッシ本人のインタビューにも成功を納めます。
彼が少年時代に思い描いていた驚きのサッカー観を語ってくれました。

 
 

日本の将来を担う若武者たち

 

日本が世界と対等に戦うために欠かせない少年期からの育成。 今、日本の育成現場も徐々に変わり始めています。

 

風間氏が立ち上げた「清水スペシャルトレーニング」は今年、スペインである新たな試みを行いました。
「海外の同年代の選手がどんなことを考えながらプレーしているのか?」
それを肌で感じてもらうために参加した海外遠征。中でも、
一際存在感あふれるプレーをするのが、風間氏の次男・宏矢(清水FC)でした。
彼は相手の世界レベルの技術や発想を感じとりながら、さらなる成長を遂げようとしています。
そこには、Jr.ユース世代を育てるヒントがありました。

 
 

さらに、若手の育成に定評のあるガンバ大阪からは、年代の壁を越える「飛び級」の選手が誕生しました。

 

若い年代のうちから格上の相手と戦うことで、より考えたプレーをさせることがその目的です。
宇佐美貴史(ガンバ大阪ユース)は、「Jr.ユース」の年代でありながら18歳以下の「ユース」に登録され
実力で先発を勝ち取っています。彼にこの「飛び級」制度がもたらしているものとは何なのでしょうか?

 
 
 
世界に通じる10代…彼らが日本サッカーの救世主となる日は近いかもしれない。
 
 
 

土屋ディレクターからのコメント

 

今回の大きなテーマ「Jr.ユース世代までの育成」。-キーワードは、「自己実現」「自己責任」。

 

技術、個性、メンタリティ・・・アプローチしなくてはならない課題は数多いと思います。
今回、バルセロナでの取材を通し改めて感じたことは
「最終的にピッチでプレーをするのは選手。
            コーチというのは、その選手の持っている技術や個性を伸ばすサポートをすることだ。」
という考えのもと育成が行われていたことです。
一見、「だから魅力ある個性的な選手が次々と育つのか」と簡単に思いがちですが、とてもシビアなことです。
これは、指導者、子供たち、さらにはその父兄の間に「自己責任」という共通認識があるからこそ
初めて成り立つことであり、日本の育成に最も欠けていることのような気がしてなりません。
13歳という若さで異国の地に渡り、自分の可能性に賭けたメッシ。
今回取材した彼のコメントや育成環境を通し、そんなことを少しでも感じてもらえたら・・・と思います。

 

渡邊雅彦プロデューサーからのコメント

 

ドイツW杯で惨敗した日本代表を憂う中で制作した昨年の番組『日本サッカー再生計画』では、ベンゲル監督からの提言「19歳までに技術を磨けなければ一流にはなれない」という言葉をとりあげました。前作のテーマであった「個の力の育成」を、さらに推し進め掘り下げていくということで、今回はメッシに代表されるような10代で世界に羽ばたいた選手にスポットを当て、引き比べて日本の10代はどうしているのだろう、ということを番組の骨子にしています。つまりは、去年の番組を一段と掘り下げたということで、二連作になります。
清水スペトレで指導者としての横顔を持つ風間氏はナビゲーターとして適任者、風間氏が最初からあっての番組です。また、昨年の作品より内容が濃いものになったと自負しています。

 

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風間八宏プロフィール


1961年

(昭和36年)10月16日生まれ、静岡県静岡市清水区出身。守備位置:MF。

1979年

清水市立商業高等学校時代に、FIFAワールドユース東京大会に出場。

1980年

筑波大学に入学と同時に、全日本代表入りをし、1984年まで全30マッチに出場。

1984年

大学卒業後、ドイツに渡り、日本人3人目のブンデスリーガーとなる。
(バイヤー・レヴァークーゼン〜レムシャイト〜ブラウンシュバイク)

1989年

マツダS.Cに入団。1991年JSLオールスター戦に人気投票第一位で出場する。

1992年

Jリーグ発足に伴い、サンフレッチェ広島でプレーし、日本人ゴール第1号を記録する。

1994年

Jリーグファーストステージ優勝に貢献。4年間でJリーグ103試合に出場。

1995年

再びドイツに渡り、レムシャイトに復帰する。

1997年

桐蔭横浜大学サッカー部監督に就任。

2004年

JFA公認S級コーチライセンスを取得。

2006年

日本サッカー協会特任理事に就任する。

 

フジテレビ「すぽると!」をはじめ、テレビ番組出演多数。その理論的でわかりやすい解説は、当代随一との評判が高い。
著書に、「プロフェッショナルサッカー 〜終わりなき挑戦〜」、「うまくなるサッカー」、「サッカーゴール前の攻防」ほか。
サッカー雑誌、スポーツ新聞などへのサッカーコラムも多数執筆している。

 
 
 
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