「いい加減起きて! 今度遅刻したら宿題倍にするって言われたのを忘れたの!?」
聞き慣れた少女の金切り声が、澱んだ意識の中に無理矢理入り込んでくる。意識と無意識の境界線を何度か行き来し、ようやく自分が眠っていて、これから起きねばならないことを自覚する。
渋々瞼を開けると、窓辺から刺す強烈な朝日に目が眩む。慌てて閉じるが、それでも真っ白な光の残像が拭えない。急激に思考が活性化し、同時に四肢の痺れと身体の重さを自覚する。
「先に行くからね! 絶対起きてよ! 私まで叱られるんだから!」
少女はそう言い残すと、けたたましい音を立てながら階段を駆け下りていった。
床を叩く硬い靴底の音、少女を見送る穏やかで低い母の声、更には、開け放たれた窓枠にカーテンが触れる柔らかな軋み、道を行き交う人々の咳き込み、動物の鳴き声まで、様々な音が耳の中に流れ込む。
それらは、ひとつひとつは異なりながらも、全てがいつも通りに繰り返される“朝”を構成する要素に過ぎない。そう思うと、清々しい朝の有り難みが薄れた。
また一日が始まる。何もかもが白紙でありながら、結局何一つ特別なことなど起きない、退屈で当たり前の一日が。
もしそうだったら……眠れぬ夜に想う、背負うべき数奇な運命や自分にだけに与えられた特殊な力、両親の敵や世界を揺るがす大事件、見たことのない生き物や不可能を可能にする魔法。
しかし、胸躍る命がけの冒険も、胸焦がす切ない恋も、現実には存在しない。
ただ、つまらない授業と、美味しくない食事と、たわいもない会話によって過ぎていく時間を、いたずらに消費していくだけの一日が始まる。
くだらないと思いつつも、全てを投げ捨てる勇気などない。投げ捨ててまでやるべきこともない。文句を言いながら、他の少年少女がそうするように漫然と過ごすのだ。
少年は机の上に無造作に置かれた眼鏡を手に取ると、遅刻を咎める教師の叱責を思い、大きなため息をついた。
みたいな、ファンタジー全否定の夢オチだったらいいのに。ハリーポッターの最終巻が。
もしくは、
990:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18 18:28:13 ID:HarRYp0T
うはwwねーわと思ってたけど最近ハーマイオニーアリになってきたwww
性格アレだけど無駄に色気付いてきたしwwやたらオレに絡んで来るwwww
夏休みになったらブチ込んでやることに決定wwwwwwwww
991:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18 18:29:00 ID:HarRYp0T
ホウキなくてもオレは飛べる⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
992:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18 18:30:19 ID:HarRYp0T
1000なら脱童貞
993:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18 18:31:28 ID:HarRYp0T
1000なら脱童貞
994:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18 18:31:59 ID:HarRYp0T
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996:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18 18:33:04 ID:HarRYp0T
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996:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18 18:34:05 ID:HarRYp0T
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997:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18 18:35:34 ID:HarRYp0T
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998:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18 18:36:01 ID:HarRYp0T
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999:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18 18:37:30 ID:HarRYp0T
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1000:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18 18:37:33 ID:VoLUDMOd
1000なら999は永遠に魔法使い