2007年12月5日 8時8分更新
来年1月に行われる大阪府知事選挙について、自民・公明の両党は、大阪で法律事務所を開き、タレント活動も行っている弁護士の橋下徹氏の擁立を軸に調整を進める方針を決めました。
大阪府知事選挙をめぐっては、現職の太田知事がおととい立候補を断念する意向を表明したことを受けて、自民・民主・公明の各党が新たな候補者の人選を本格化させています。
こうした中で、自民党は、先の大阪市長選挙で民主党が擁立した元民放アナウンサーの候補者に敗れたことを踏まえ、知名度の高い候補者を中心に検討してきました。その結果、弁護士でタレントとしてテレビにも出演している橋下徹氏を軸に調整を進める方針を決め、公明党もこうした方針を了承しました。
橋下氏は、すでに自民党の幹部と会い、立候補を前向きに検討する意向を伝えており、自民・公明の両党は、きょう以降、地元議員からも意見を聞いて最終的な方針を決めるものとみられます。
橋下氏は38歳。
大阪府立北野高校から早稲田大学を卒業後に弁護士となり、現在は大阪・北区で法律事務所を開いています。
一方、民主党は独自候補の擁立を掲げる一方で、3党が同じ候補者を推すことも視野に調整を進めていることから、自民・公明両党の方針を受けて大阪市長選挙に続き対決路線を貫くのかどうかが注目されます。