山陽新聞ホームページ さんようウンナビ−岡山のタウン情報ならこちら!
Web サイト内

トップ>>地域ニュース>>滴一滴 サイトマップ >お問い合わせ
コラム
column 以前の記事一覧

 昨年の新語・流行語大賞(「現代用語の基礎知識」選)を覚えているだろうか。一年前なのに、思い出せない人は多いに違いない。

 新語・流行語大賞は一年の世相を反映し、話題となった言葉に贈られる。昨年の年間大賞は、トリノ五輪金メダリスト荒川静香さんの「イナバウアー」と、数学者藤原正彦さんのベストセラー「国家の品格」からとった「品格」だった。

 荒川さんは「記録よりも(人々の)記憶に残ることを目標にしてきた。これだけ覚えてもらい、オリンピックをやってよかった」と喜んでいたが、一年たってさすがのイナバウアーも話題になることは少ない。「品格」にいたっては、社会の中から消えている感がある。

 今年は東国原英夫・宮崎県知事の「(宮崎を)どげんかせんといかん」と、高校生ゴルファー石川遼選手の愛称「ハニカミ王子」と決まった。地方の疲弊に対する知事の叫びが共感を呼び、また控えめな若者が減っているだけに、含羞(がんしゅう)のある表情が好感されたのだろう。

 世相は暗く閉塞(へいそく)感が漂うといわれるけれど、「どげんかせんといかん」である。ハニカミ王子のような好青年が増えてほしいとも思う。今年の大賞言葉を、前向きのメッセージととらえたい。

 地域間の格差を解消し、若者が明るく生きられる。そんな社会にしていくために、単なる流行語で終わらせられない。


(2007年12月4日掲載)
注目情報

最新ニュース一覧
NY株終値13248・73ドル
(6:41)
香港寄港拒否問題で手打ち
米国と中国
(6:38)
障害年金引き上げを検討へ
数千億円の財源は示さず
(2:02)
父親ら一家3人刺殺
出頭の52歳男を逮捕
(1:54)
補償金は約30億円と試算
薬害肝炎訴訟の和解協議
(1:32)
別の強盗事件で男を逮捕
埼玉・川口の女性殺害事件
(0:10)
NY株始値13249・38ドル
(0:00)
バス運転手3人を逮捕
「遠く見ていた」と供述
(23:32)
日本がワースト賞総なめ
環境NGOの批判が集中
(22:23)
刃物で刺され3人死亡 photo
和歌山、長男が殺害認める
(22:18)
道路特定財源は10年継続を
民主「維持派」が活発化
(21:52)
「試合は?」と第一声
病床のオシム氏
(21:47)
ファンの祝福に決意新た photo
野球の星野ジャパン帰国
(21:36)
渡辺氏「農相は役人」
独法改革で非難合戦に
(21:06)
300万円超、わいろと認める
元専務送金で前次官供述
(20:57)
モランボンが肉まん回収
32万個、重さ不足で
(20:51)
自民が人員増案を受け入れ
政治資金規正法、5日正式合意
(20:47)
安全な水の提供25年までに
議長総括で水サミット閉幕
(20:46)
バス運転手逮捕へ
「遠く見ていた」
(20:28)
06年度の事故情報4000件
過去最多、製品基盤機構
(20:23)


山陽新聞総合データベース
★山陽新聞社ホームページのデータとリンクについて★


・ホームページの記事・写真の著作権は山陽新聞社、共同通信社、寄稿者に帰属します。すべてのデータの無断複製・転載を禁じます。
・ネットワーク上の著作権について日本新聞協会の見解をご覧下さい。
・リンクする際は、トップページ(
http://www.sanyo.oni.co.jp/)にしてください。トップページ以外のページへの直接リンクは基本的にお断りしています。また、「ブックマーク」「お気に入り」等への登録もトップページにお願い致します。

Copyright © 1996-2007 The Sanyo Shimbun,all rights reserved.