2007年 12月 4日
大阪の高速道で岡山のバスが玉突き衝突
4日午前、大阪の高速道路で岡山市のバス3台と乗用車が絡む追突事故がありました。警察によりますとバスの乗客ら58人がケガをしました。事故があったのは大阪府泉南市の阪和自動車道下り線高倉山トンネルです。4日、午前10時半ごろトンネルにいたワンボックスカーに後ろから来た観光バス3台が次々と衝突しました。バスは岡山市の旅行会社シモデンツアーサービスが運行していたもので、倉敷市の年金受給者協会玉島東分会の会員105人が和歌山県に1泊2日の温泉旅行に向かうため分乗していました。この事故でバスの乗員・乗客など58人がケガをしました。警察によりますと前を走っていたワンボックスカーが渋滞の最後尾で停止したのに気付かずバスが追突したとみて調べています。一方、バスを運行した岡山市の旅行会社シモデンツアーサービスではニュースで事故を知った家族などからの問い合わせが相次ぎました。事故現場に5人の従業員を派遣したということです。シモデンツアーサービスによりますと事故にあった乗客は、旅行を取りやめ、4日夜、別のバスで倉敷市に帰ってくる予定です。

倉敷市児島で路線バスと軽乗用車が衝突
4日午前、倉敷市の市道で路線バスと軽乗用車が衝突する事故があり、乗客など3人が軽いけがをしました。事故があったのは倉敷市児島小川の市道です。4日、午前10時15分ごろ倉敷市の76歳の男性が運転する軽乗用車がガードレールにぶつかり、その弾みで対向車線を走ってきた路線バスと衝突しました。この事故で軽乗用車を運転していた男性と、路線バスの乗客2人が腰や胸などに軽いけがをしました。路線バスは倉敷駅前から鷲羽山に向かう途中で、乗客18人が乗っていました。警察の調べに対して軽乗用車を運転していた男性は「ハンドル操作を誤った」と話していると言うことで警察で事故の原因を調べています。

岡山・勝央町でトラックが住宅の塀に激突
4日朝、岡山県勝央町でトラックが住宅の塀をなぎ倒し庭先に突っ込む事故があり、運転手1人が重傷となっています。事故があったのは岡山県勝央町の国道429号線沿いにある住宅です。午前6時20分ごろ津山市に住む55歳の男性運転手が運転する4トントラックがセンターラインをはみだし道路脇の住宅の塀に突っ込みました。トラックは幅約15メートル高さ約1・7メートルの塀をなぎ倒した後、玄関前で停まりました。この事故でトラックの男性運転手が全身を強く打ち重傷となっています。事故当時、住宅には家族2人がいましたが、ケガをした人はいませんでした。現場は見通しの良い直線道路で、ブレーキをかけた跡は見つかっていません。警察で事故の原因を調べています。

星野仙一監督のふるさとに記念館
星野仙一監督率いる野球の日本代表が、3日、北京オリンピック出場を決めました。その星野さんの偉業をたたえる記念館がふるさとの倉敷市にオープンする見通しとなりました。この記念館は星野監督と長年交流がある会社役員の延原敏朗さんなどが中心となって、開設するものです。倉敷美観地区にあるビルの2階部分約260平方メートルに来年3月にオープンする予定です。阪神タイガースの監督として、リーグ優勝を決めた日に着ていたユニフォームなど約200点を展示する計画です。星野さんが監督を務める野球日本代表は、来年のオリンピック出場を決めていて、将来的には記念館にオリンピックゆかりの品も展示したいとしています。

美作市で死亡事故、運転手を現行犯逮捕
4日朝、美作市の国道でバイクに乗ったお年寄りが大型トラックに巻き込まれ死亡する事故がありました。事故があったのは美作市明見の国道179号線です。4日、午前10時前大型トラックが左折中にバイクを巻き込みました。この事故でバイクに乗っていた勝央町の養蜂業下山泰輔さん(81)が間もなく死亡しました。警察は大型トラックを運転していた兵庫県丹波市の五百蔵啓弘容疑者(36)が周囲の安全をよく確かめていなかったとして、自動車運転過失傷害で現行犯逮捕しました。警察で五百蔵容疑者から事情を聞くなどして事故の原因を調べています。

観音寺市の死体遺棄事件、強盗殺人で再逮捕
先月、観音寺市で一人暮らしの女性が行方不明になり、その後、遺体で見つかった事件で、死体を遺棄したとして逮捕されていた男2人が、4日、強盗殺人の疑いで再逮捕されました。再逮捕されたのは、観音寺市八幡町の飲食店経営、真鍋泰光容疑者(47)と、丸亀市福島町の暴力団組員、永岡秀明容疑者(36)の2人です。警察の調べによりますと2人は共謀の上、先月1日の午後9時ごろ、観音寺市南町の無職、曽根岸江さん(55)の自宅で、曽根さんの頭をハンマーで十数回以上殴って殺害し、現金1100万円を奪った疑いです。この事件では、先月20日、2人の供述通り、観音寺市の山の中から、曽根さんの遺体が見つかりました。2人は「数日前から計画していた。金が欲しかった」と供述してるということで、警察では、犯行に至った経緯など詳しく取り調べる方針です。

伊豫商事役員を追起訴
岡山市の紙製品卸売会社・伊豫商事の役員が私文書を偽造し、金融機関から巨額の融資を受けた詐欺事件で、伊豫商事の代表取締役・大島敏昭被告(59)ら2人が4日、岡山地方裁判所に追起訴されました。起訴状によりますと2人は、2002年以降2回にわたって、債務保証書などを偽造する手口で、金融機関から総額62億円の融資金をだまし取ったものです。これまでにだまし取った融資金は総額約150億円に上ります。岡山地方検察庁はこれで一連の捜査は事実上、終結したとしています。

年末ジャンボ、幸運の女神が知事表敬訪問
年末ジャンボ宝くじをPRする「幸運の女神」が4日、岡山県の石井知事を表敬訪問しました。岡山県庁を訪れたのは今年度の「幸運の女神」に選ばれた福富清香さん(21)です。福富さんが「こうしたPRで少しでも売り上げに貢献したいです」と話すと知事は幸運の女神にあやかろうとその場で宝くじ30枚を購入しました。福富さんによりますと岡山県内の宝くじの販売枚数は去年に比べて1割ほど増えているということです。年末ジャンボ宝くじは今月21日まで発売され大みそかに東京で抽選会が開かれます。

岡山産の果物、試験販売結果まとまる
岡山県が今年初めて行ったピオーネなどの海外販売の実績がまとまりました。現地に輸出した果物はほぼ、完売したということです。白桃やピオーネなど岡山県産の果物を販売する「岡山屋」は、今年初めて、台湾やタイ、香港で、期間限定の販売を行いました。果物の価格は、国内の2倍から3倍にもかかわらず、台湾では、9月の9日間で、約150万円、タイでは、7月から8月にかけての10日間で、約130万円、香港では、10月の7日間で、約140万円を売り上げたということです。甘さの強いピオーネや白桃の人気が高かったということです。岡山県では、「海外で得た高い評価を定着させ、果物の輸出拡大につなげていきたい」としています。

岡山市にクリスマス電車お目見え
クリスマスの飾り付けをした路面電車が岡山市にお目見えし4日から運行を始めました。これは岡山電気軌道が毎年行っているものです。4日は岡山市内の幼稚園児約40人がリースやポスターで飾り付けられた路面電車KUROに乗り込みました。クリスマスムードに包まれた車内ではサンタクロースから一足早いプレゼントが手渡され園児たちは大喜びでした。このクリスマス電車は今月25日まで岡山電気軌道の東山線で1日5往復運行されます。