台湾女子大生殺人の被告が上告 12/04 18:50
台湾の女子大生が殺害された事件の裁判で、先月、東京高裁は控訴を棄却しましたが、被告の男は上告しました。
上告したのは富士吉田市上吉田の無職渡辺高裕被告(28)です。
渡辺被告は2004年6月、観光で富士河口湖町に来ていた台湾の女子大生ショウ・ニンキョウさんを脅し、暴行したうえ首を締めて殺害したなどとして殺人をはじめ6つの罪に問われました。
1審の甲府地裁は無期懲役を言い渡し、2審の東京高裁も1審を支持し、控訴を棄却しました。
渡辺被告は、1審から暴行や逮捕監禁など3つの罪について無罪を主張していましたが、控訴審判決でもその主張が全て退けられたため、これを不服としてきょう付けで上告しました。

NOVA甲府で授業再開 12/04 18:52
経営破綻で授業が停止していた英会話学校NOVAの山梨甲府校が、今週から授業を再開しました。
NOVAから事業を譲り受けた「ジー・エデュケーション」によりますと、きょうまでに授業を再開したのは全国65校で、このうち山梨甲府校は今月2日から再開しました。
こちらではおよそ40人が受講していて、現在は10人の外国人講師が指導にあたっています。
今回の授業再開から受講料を前払いで納める、レッスンポイント制に代わって月謝制を導入しました。
ポイントが残っている生徒は毎月、月謝の75%にポイントを充て、残りは受講者の負担となります。
県内には山梨甲府校のほか笛吹市と中央市に2つの教室がありますが授業の再開は未定です。

老舗和紙会社、年度限り閉鎖へ 12/04 18:40
和紙と言いますと山梨が全国に誇る伝統産業の一つですが、産地の市川三郷町では、業者の数が、毎年減少しています。
このほどまたひとつ老舗の工場が、店じまいすることになりました。
今年度いっぱいで廃業することになったのは、昭和の初期から製紙業を営んでいる、一孝和紙工業株式会社です。
この会社は2代目の一瀬喜延さんが現在社長を務め、書道用の高級和紙を専門に手掛けています。
今も、東京のデパートを中心に取引されている一瀬さんの和紙は、プロの書道家の間に人気があるそうです。
その一瀬さんは今年75歳となりました。
会社の従業員は5年程前から居なくなり、一人で仕事をしてきた一瀬さんですが、ご自身の高齢化。
そして後継者がいないことから、今年度いっぱいで廃業する事を決意し作業も今年5月でやめています。
市川三郷町の市川地区は、古くから和紙の産地として栄えました。
障子紙については、全国シェアの35%を生産する日本一の産地です。
しかし、日本人の生活スタイルの変化で、障子紙の需要が減少し、書道人口も減少していることから和紙の製造業者は昭和30年代の24社をピークに、年々減り続け、現在は10社を数えるだけとなっています。
80年近く続いた工場を閉める一瀬さんは今、「このままでは惜しい、 技術を伝授したい」としてこの会社の経営を土地建物、そして機械ごと引き受けて操業してくれる人を探しています。

出店取り消し、カインズの訴え却下 12/04 18:40
中央市が進めている区画整理事業で、出店の仮決定を取り消されたホームセンターチェーンが、出店する権利があることの確認を求めた仮処分申請で、甲府地裁はこれを却下しました。
この仮処分申請は中央市が進めている区画整理事業で、商業区域への出店が仮決定していたホームセンターの「カインズ」が、協議が難航して市に仮決定を取り消されたため、店の建設・運営をする地位にあることを仮に定めるよう求めているものです。
処分の決定は先月29日に出され、甲府地裁は「仮決定の出された段階では、土地の売買契約や賃貸契約など、商業施設建設の内容が定まっていたとはいえず、商業施設を建設・運営する地位にあったとは言えない」などとして、カインズ側の訴えを却下しました。
今回の決定について、中央市の田中久雄市長は、「市の主張が全面的に認められた。
今後とも、医大南部の土地区画整理事業ショッピングセンターの建設事業の完成に向け、全力で取り組んでいきたい」と話しています。
一方、カインズでは「訴えの却下は到底容認できない。
東京高裁への抗告も検討していく」としています。

「ノーレジ袋の日」ゼロのつく日に 12/04 18:40
山梨県のノーレジ袋推進連絡協議会が開かれ、来年1月から毎月ゼロのつく日を「ノーレジ袋の日」とすることを決めました。
デパートやスーパーと消費者団体、それに行政などで作る県ノーレジ袋推進連絡協議会では、ごみの減量と資源の節約を目的に今年8月からレジ袋の削減に向けた取り組みについて協議してきました。
4回目となるきょうの会議では、レジ袋の削減についてさらに県民の意識を啓発するため、来年1月から毎月10日・20日・30日のゼロのつく日を「ノーレジ袋の日」として、マイバッグなどを持参しレジ袋をもらわないよう呼び掛けていくことを決めました。
これを受け県外資本の大手スーパーやコンビニエンスストア各市町村の商工会にも協力を呼び掛けていく方針です。
また、将来的なレジ袋の有料化についてはさらに検討を進めていくことになりました。

老人窃盗団逮捕、県内も被害 12/03 18:50
甲府市の米店などから現金を盗んでいた年齢60才から70才までの高齢者ばかりの窃盗団が逮捕されました。
窃盗などの疑いで逮捕・起訴されたのは、住居不定無職の榎本孝行被告(65)ら3人です。
3人は、おととしの11月下旬甲府市内の米店に侵入し、現金やお米券など20万円余りを盗んだとして埼玉県警に逮捕されました。
3人は、1年半余りの間に東北から関西地方に至るまで各地で出店荒らしなどを100件以上繰り返し、盗んだ金でその都度現場近くの観光地巡りをしていました。
これまでに訪れたのは、中尊寺金色堂や奈良公園などで、甲府市の米店の事件では、レンタカーを借りて山梨に訪れ、富士山を観光したり、笛吹市内の温泉施設で入浴するなどして深夜になるのを待ってから犯行に及んでいたということです。
警察の調べに対し3人は、「若い頃に比べると体力が落ちてきて窃盗ばかりだと体力が持たないため、観光と窃盗を1日おきに繰り返していた」と供述しているということです。
なお被害総額は、1600万円相当に上るということです。

市税徴収UP目指し施設利用券進呈 12/03 18:50
固定資産税をはじめとする市税の徴収率アップに向け、甲府市では口座振替で納付の手続きをした市民に、市の施設の利用券を配る取り組みを始めました。
施設利用券は、市税を口座振替で納付する手続きを市役所の窓口や金融機関で行った市民を対象に、配布していて、県内では初めての取り組みとなります。
3枚1組で、遊亀公園の動物園と温泉施設の上九の湯、ふれあいセンターの利用券として、また、土曜・日曜に有料となる市役所駐車場の1時間無料券として使えます。
現在、口座振替で市税を納めている人は6万1000人で、納付義務者全体の32・5%に留まっていて、市では来年2月末までのキャンペーン期間中に2000人の新規加入を目指します。
甲府市での市税の滞納額は今年3月末現在で42億円に上っており、人口規模の近い自治体の平均16億円を大幅に上回っていて、滞納者はおよそ1万7000人に上ります。
このため、市では本格的な徴収率アップに向け、先月には滞納者の車を差し押さえるタイヤロックを導入していて、きょうから始まったキャンペーンと合わせて税金を適切に納めるよう引き続き、市民に呼び掛けていくことにしています。

帝京科学大に「こども学部」新設 12/03 18:50
上野原市にある帝京科学大学に、来年4月「こども学部」が新設されることになりました。
帝京科学大学に新設される「こども学部こども学科」は、理工系の視点を持った幼稚園教諭や保育士の養成を行う学部できょう文部科学省から認可を受けました。
大学には全国でも珍しいアニマルサイエンス学科があり、こども学部ではこの研究を生かし、幼児教育に動物や動物型ロボットを活用するのが特徴です。
入学定員は50人です。
この他、再編により医療科学部の「作業療法学科」と生命環境学部の「生命科学科」が設けられ、これまでの2学部5学科から3学部6学科になります。

甲斐市の車販売店で不審火 12/03 18:50
きょう未明、甲斐市の自動車販売店で事務所や展示してあった車が燃える火事がありました。
現場に火の気はなく警察では不審火と見て調べています。
火事があったのは甲斐市富竹新田の自動車販売店「オートガレージFACE」で、きょう午前4時20分頃、鉄骨平屋建ての事務所から出火し、隣りにある木造の倉庫とあわせて24平方メートルを全焼しました。
倉庫の中には中古のタイヤが保管してあったということです。
また展示してあった中古の乗用車2台が全焼した他4台の中古車のテールランプやタイヤなどを焼きました。
この火事によるけが人はいませんでした。
調べによりますとこの店はきのうは休みでおとといの午後10時頃に従業員が帰宅してからは人の出入りは無く、火の気は無かったということです。
警察と消防では不審火とみて詳しい原因を調べています。

野球独立リーグ、新潟監督に芦沢氏 12/03 18:50
野球の独立リーグ北信越BCリーグの新潟アルビレックスの監督に巨摩高校出身でプロ野球ヤクルトスワローズのキャッチャーだった芦沢真矢さん(49)が就任することになりました。
音生かし県民に愛される球団を・・芦沢さんは巨摩高校からドラフト5位でヤクルトに入団し、キャッチャーとして活躍しました。
その後四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズの監督を務め2年目の去年チームを優勝に導きました新潟アルビレックスはリーグ1年目の今年最下位に沈み、チームの建て直しが最大の課題です。
また来季から新たに2チームが加わり6チームでの争いとなりますがきょうの記者会見で芦沢さんは「目標は優勝」と言い切りました。
なお芦沢新監督の背番号は本人の希望であのミスタープロ野球長島茂雄さんと同じ3番です。

強盗殺人、犯行は「知人の男」 12/02 17:30
甲府市の県営団地で、蘆沢マサ子さん(81)が殺害された事件で、事件への関与をほのめかしている女が「殺害したのは知人の男」と供述していることが分かりました。
この事件をめぐっては先月下旬、銃刀法違反の容疑で逮捕された甲府市の30代の女が関与をほのめかしていて、その後の捜査本部の調べに対し、「自分は部屋の中にいたが殺害したのは知人の男」などと話していることが分かりました。
男は女の交際相手で南アルプス市出身の70代で、先月下旬、甲府市で貴金属を盗んだとして逮捕されていて、蘆沢さんの部屋からは男の体毛が見つかっています。
捜査本部ではこの男が事件に関わった可能性もあるとみていますが、殺害方法など女の供述にあいまいな点も多いため、裏づけ捜査を慎重に進める方針です。

子供に正しい生活習慣を! 12/02 17:30
子供に正しい生活習慣を身に付けてもらおうというフォーラムが甲府市で開かれました。
この催しは文部科学省が去年から全国各地で開いているものです。
会場となった山梨学院大学にはおよそ1000人の親子が集まり、食事など正しい生活習慣について学生が説明したり、指先を動かして脳を鍛える工作教室が開かれました。
また、朝ごはんの料理コンテストには中学生から一般まで7組が参加し、1時間の制限時間で県産の野菜を使ったチジミやほうとうのラザニアといった料理に挑戦しました。
主催者側では「バランスのとれた食事や適度な運動など、子供の成長を支える生活習慣の大切さを家庭でもしっかり認識してもらいたい」と話しています。

ハワイ移民の歴史絵巻を展示 12/02 17:30
ハワイに移住した日本人の姿を描いた絵巻が、きょうから市川三郷町の大門碑林公園で展示されています。
これはハワイに移り住んだ日本人の苦労話を聞いた市川三郷町の日本画家北條楽只さん(66)が11年前から製作しているものです。
作品は全33巻で来年1月の末頃に完成する予定ですが、これを前に1巻から17巻がきょうから24日まで一般公開されます。
絵巻の長さは33巻でおよそ610m、描かれている人は12万人以上で、完成後、北條さんは長大絵巻としてギネス世界記録に申請するということです。