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米牛肉輸入再開に6割が反対、7割は禁輸も「困らなかった」

2005年11月18日

日経BPコンサルティング 調査第一部 相山幹子

即問速答!第21回は「米国産牛肉輸入再開、あなたはどう見る?」がテーマです。
 米国産牛肉が年内に輸入再開される見通しです。国産牛と米国産牛を比べた場合、BSE(牛海綿状脳症)のリスク差は「非常に小さい」とする食品安全調査会プリオン専門調査会からの答申を受けたもので、禁輸から2年ぶりの再開予定となります。
 あなたは輸入再開に賛成ですか。輸入が再開されたら、米国産牛肉を買いますか。今回は、輸入再開の是非から食の安全に対する意識までを聞きました。

輸入再開「賛成」4割、6割が「反対」

まず、米国産牛肉輸入再開の是非を聞いたところ、「反対」が61%。「賛成」の38%を大きく上回りました。

では、どのような点で「賛成」、「反対」なのでしょうか。次に具体的な理由を聞きました。

反対理由、4人に3人が「政治圧力で再開を決めたから」

輸入反対の理由では、「米国の政治圧力で輸入再開を決めたと思う」が73%でトップ。「経済制裁と食の安全を同レベルで協議している」(38歳/女性)、「大統領来日のお土産として結論を急いだ感が強い」(42歳/男性)など、科学的根拠よりも政治的観点を重視して輸入再開に至ったとの見方が強いようです。

また、「法整備の強化と検査体制を徹底しなければ安心できない」(40歳/男性)、「確率が低いかどうかではなく、食の安全リスクはゼロにすべき」(36歳/男性)など、現在の体制のまま再開しても、BSEへの不安を払拭できないとする声が目立ちました。

next: 賛成の理由は「消費者の選択の幅が広がる」から

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