「ドクターヘリ」の空床を確保／福医大病院

福島医大付属病院に配備され来年１月に運航を開始する救急医療用ヘリコプター「ドクターヘリ」の搬送患者受け入れに備え、同病院は常時、２、３床程度の空床を確保する。

福島市で先月発生した交通事故で約１時間にわたり搬送先が決まらず患者が死亡した問題などを踏まえての対応で、受け入れ態勢に万全を期す。

運航要領に盛り込まれ、同市で３日、開かれた運航検討委員会で承認された。

同大はさらに多くの空床を整えることも視野に入れている。

ドクターヘリの配備とセットで福島医大付属病院に開設される救命救急センターには、２０床が整備される計画。

同病院は県内の７つの医療機関とともに、ドクターヘリが県内各地から搬送する救急患者の受け入れ先となることから、空床を確保する。

搬送患者に求める往診料金は一律６５００円となる。