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ロンドン最古の劇場、韓国語の説明文に北朝鮮国旗

 年間1万人近くの韓国人が訪れるイギリス最古の劇場にある案内板に、太極旗(韓国の国旗)ではなく北朝鮮の国旗があしらわれ、ここを訪れる韓国人観光客たちは当惑している。

 1663年に建てられたロンドンのシアター・ロイヤル(ドルリー・レーン)の中には、「劇場内での撮影・携帯電話の使用禁止」を示す、7カ国語で書かれた案内板があり、それぞれの説明文の横には各国の国旗があしらわれている。

 ところが、案内板の1番下にある韓国語の説明文の横には、なんと北朝鮮の国旗が表示されているのだ。先月末にこの写真を撮影した演劇コラムニストのチョ・ヨンシン氏は「太極旗ではなく北朝鮮の国旗があるのを見て当惑した。韓国の国力はこの程度なのか、という疑問が頭をもたげた」と話している。

 なお、韓国とイギリスの外交関係は1957年に、北朝鮮とイギリスの外交関係はその約40年後の2000年に結ばれた。シアター・ロイヤルは『ミス・サイゴン』『マイ・フェア・レディー』『プロデューサーズ』などの著名なミュージカルが続々と上演され、最近では『ロード・オブ・ザ・リング』も上演された、イギリスで最も伝統ある劇場で、2237席の観客席を有する。イギリス王室の所有で、『オペラ座の怪人』や『キャッツ』の曲を手掛けたアンドルー・ロイド・ウェバーが経営を任されている。

劇場内の撮影や携帯電話の使用禁止を示す案内板。

朴敦圭(パク・トンギュ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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