◇情報モラルの指導など
県教委の「いじめ対策チーム」は14日、教員や子ども、保護者らが取り組むべき事柄や携帯電話やインターネットを使った「ネットいじめ」の対策を盛り込んだ「ストップいじめアクションプラン」を発表した。
全国でいじめを理由に自殺する子どもが相次いだことを受け、昨年11月に同チームを結成。今年4月に同プランの草案を公表した。その後、学校現場で実際に活用した結果を反映させたり、神戸市須磨区の私立高3年の男子生徒が「ネットいじめ」で自殺した問題を受け、完成版をまとめた。
「『ネットいじめ』への対応」の項目では、教員が情報モラルを指導することや子どもは家の人とルールを決めてメールやネットのマナーとルールを知る事を提案。保護者にも携帯電話の使い方などを積極的に話し合うよう呼びかけている。
プランは県内の小中学校などに配布するほか、県教委のホームページ(http://www.pref.shiga.jp/edu/)で、近く公開する。【蒔田備憲】
毎日新聞 2007年11月15日