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いじめ:児童・生徒の問題行動調査 定義変更で“激増” 悪口など軽微が7割 /静岡

 ◇公立小が前年度比5倍--06年度

 15日に文部科学省が発表した06年度の児童・生徒の問題行動調査で、県内でもいじめ件数は激増した。公立小(540校)では前年度の5倍の753件、公立中(267校)では同1・9倍の1215件、県立高(105校)では同2・7倍の151件となった。

 いじめの定義が、従来の客観的行為から被害者の精神的苦痛を重視したものに変わったことが影響している。特に増加幅の大きい小学校では、これまでいじめと認められなかった本人・保護者からの訴えによる件数が増え、悪口や仲間外れなど軽微なものが全体の7割を占めた。

 県教委では義務教育課が「実際のいじめはもっと多いが、意識が高くなったことで発見数が増えた」と前向きに受け止める一方、高校教育課は「高校生ではぶつかるなど物理的なものをどこまでいじめに含めるかが難しい」とするなど、小中学校と高校の間でいじめ件数増加の評価について温度差が目立った。

 暴力行為は小中高とも2~5割増えた。小学校ではこれまでゼロだった1~3年生で計20件が報告された。【稲生陽】

毎日新聞 2007年11月16日

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