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いじめ:公立学校200校で464件確認 暴力行為3年ぶり増--昨年度 /滋賀

 ◇問題行動調査

 文部科学省が15日に発表した昨年度の公立学校の問題行動調査で、県内の200校で464件のいじめを確認にしたことが分かった。調査内容や方法の変更に伴い、前年度の117件から大幅に増えたが、県教委は「9割は何らかで解消された結果も出ており、いじめのチェック体制は改善された」と分析。一方、暴力行為は493件で前年度から65件増え、3年ぶりに増えた。

 昨年、北海道や福岡県でのいじめによる自殺を受け、同省は「いじめ」の定義を変え、「いじめられた児童・生徒の立場に立って行う」方針で実施。発生件数ではなく、認知件数でまとめた結果、前年の発生件数117件から3倍を超える464件に上ったという。

 形態別では「冷やかし、からかい、言葉の脅し」が小中高でいずれも約半数を占め、最多。高校では「パソコン・携帯での誹謗中傷」が28・1%となり、全国平均(13・9%)の2倍以上に。「中傷メールを送られた」「無断で顔写真を(ネット上に)掲載された」などの報告があるが、県教委は「深刻な『ネットいじめ』につながらないために、どうすればいいか、県内の状況を分析し、検討したい」とした。

 暴力行為は、中学生の校内の器物損壊件数が前年度の約2倍の119件に増加。「繰り返し事案を起こす生徒がいるためで、徹底して指導したい」とした。【蒔田備憲】

毎日新聞 2007年11月16日

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