2007.11.27 19:45
・集合論と2進数を中学で習わないなんて (UMLモデリングレッスン執筆日誌)
この話を会社の同僚にしてみたところ、ちっとも同意してもらえなかった。それどころか中学校では集合論も2進数も習ってないと言われた。ネットで調べてみたら、中学1年の1学期に集合論や2進数を教えるのは、昭和46年から54年までの9年間だけだったことがわかった。え~っ! 今は中学で集合や2進数を教えてないの? これはマジで驚いた。
わたしは見事にこの9年間の、しかも導入1年目に当たったわけですね。ですから、中学1年の数学の最初の授業が「集合」でした。しかも、小学6年生のとき、モデル授業の指定校とやらに指定されていたために「集合」と「2進数」を教えられたんですよ。だから、小学6年と中学1年の2度にわたって、集合と2進数を習ったわけです。
ついでながら、大学の教養部のときに、文系なのに「数学」の授業を選択したんですが、そこで習ったのがやっぱり「集合論」(笑)。時代は「電子計算機」ですから、集合や2進数がもてはやされたのは当然とはいえ、これだけ何度も教えられるとバカなわたしでも頭にしっかり残りましたよ。
おかげで大学1年の時から、部員でもないのにコンピュータ研究会の部室に入り浸り、‘マイコン’の世界に足を突っ込むことになったわけで…。当時はハンドアセンブルが当たり前だったから、2進数が理解できてないと話にならないわけで、ちゃんと教えられててよかったと思うわ。そう考えると、わたしの人生を左右したのは、もしかしたら「集合」と「2進数」だったのかもしれないなあ。
それはともかく、中学校で「集合」や「2進数」を教えないというのは、どうなんでしょうねぇ。今は小学生でもパソコンの授業がある時代ですから、もっと早い時期から教えるべきだと思うんですが。自分の経験からいうと、算数嫌いの小学生でも比較的取っつきやすい内容だと思うんですけどね。
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