新幹線、医師対策で連携　新潟・長野で知事会談

　村井仁長野県知事は３日、新潟県庁を訪れ、泉田裕彦知事と会談した。両知事は懸案となっている平成２６年度開業予定の北陸新幹線に伴う並行在来線問題や、医師不足対策でワーキンググループ（ＷＧ）を設置することで合意した。村井知事は並行在来線問題について「新幹線ができて使わなくなったから自治体が後は背負って運営すればいいという、国が作ったルールを見直してもらうよう求めることで合意した」と話した。

　医師不足対策では、泉田知事は「お互い協力したほうが補完関係ができる」と指摘し、村井知事も「例えば、信州大医学部と新潟大医学部で具体的にそれぞれが足りないような部分を補完していければ」と両県による枠組み作りに取り組む意向を示した。