スーダン反政府組織、中国PKO部隊に警告
【11月26日 AFP】スーダンの反政府組織「正義と平和運動(Justice and Equality Movement、JEM)」のAbdel Aziz el-Nur Asher司令官は25日、同国西部ダルフール地方で平和維持活動(PKO)に当たる国連(UN)とアフリカ連合(African Union)の合同部隊の先遣隊として前日到着した中国人民解放軍の部隊を、政府軍の「同盟軍」と見なし、攻撃を免れることはできないと警告した。
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(c)AFP/Mohamed Hasni
スーダンの反政府組織「正義と平和運動」の代表司令官は25日、PKOの先発隊として到着した中国人民解放軍の部隊を、政府軍の「同盟軍」と見なし、攻撃を免れることはできないと警告した。今回、中国が真っ先に軍を駆けつけた理由には1つには中国がスーダン産石油の最大の輸入国であるとうこと。もう1つには中国軍がこのように国連の名の下に軍を派遣することによって世界に対して中国の存在感を高めたいということがある。
中国軍は世界展開に軍をするアメリカに対して常に危機感とそれに対抗できるだけの大国になろうと積極的に軍備の再編成を行っている。ここ数年、中国は経済成長を上回る軍事費により人民解放軍の武装をこれまでの量から質へと一新している。この軍拡にたいして中国は台湾やチベットなどの分離独立勢力を叩くためとしているが、もちろんこれは世界各国に対しての表向きのいいわけである。当然、その軍拡の先にはアメリカと並ぶ軍事大国になることである。現に2015年までに空母を建造し、将来的にはミャンマーを拠点にインド洋に派遣を強める計画を打ち出している。
「正義と平和運動」の警告に対して中国人民解放軍は果たしてどう対応し、このPKO派遣は中国、スーダンに対して吉とでるか凶とであるかしばらく静観していきたい。
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登録日:2007年 11月 26日 22:38:24
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