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経済財政諮問会議:08年度予算編成の基本方針を正式決定

 政府の経済財政諮問会議(議長・福田康夫首相)が3日開かれ、「08年度予算編成の基本方針」を正式決定した。予算の無駄を省く歳出歳入一体改革の路線を堅持するとともに、地域活性化や経済的弱者への目配りなど“福田カラー”を意識した。ばらまき財政の復活につながらないよう「予算の重点化・効率化」に取り組む姿勢を強調している。

 参院選大敗を受けて、与党内で歳出増を求める声が強まったが、基本方針では「これまで行ってきた歳出改革の努力を決して緩めることなく、引き続き最大限の削減を行う」との方針を明記。公共事業費の前年度比3%削減や、国・地方の公務員定数純減方針に沿った総人件費改革を推進することなどを盛り込んだ。

 同時に、福田内閣のキャッチフレーズである「希望と安心」を予算編成に反映させるため、「政策効果が顕著な施策」を重点的に推進し、「メリハリのある配分を行う」と明記。自治体が自主的な活性化施策に取り組む財源として地方交付税に特別枠を確保することや、小児科・産婦人科の医師不足の解消策、救急医療の拡充や介護人材の確保などに取り組む方針を打ち出した。

 基本方針は4日に閣議決定される予定で、08年度予算の編成作業がいよいよ本格化する。【三島健二】

毎日新聞 2007年12月3日 19時21分

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