伊賀地域に密着したニュースやイベントを独自で配信中！伊賀くノ一等のスポーツ情報から話題のグルメ情報まで

伊賀市は11月12日午後1時から市中央公民館で記者会見を開き、詐欺と有印公文書偽造及び行使の疑いで逮捕、起訴された、前総務部長で総務部付参事、長谷川正俊被告（59）を、同日付で懲戒免職としたことを発表。会見に出席した権蛇英明副市長は「（市長の減給などの）監督責任についても慎重に検討し、さらに厳しい職員研修を実施したい」と述べました。【会見で処分を発表する権蛇副市長（左）と内保博仁副市長＝伊賀市中央公民館で】 ◆映像はこちら

　長谷川被告の処分については市職員分限懲戒審査委員会が審議。9日に長谷川被告が起訴されたことを受け、地方公務員法に基づき懲戒免職とすることを全会一致で決定したということです。また、今月2日には、長谷川被告の代理人の弁護士を通じて「皆さんにご迷惑をかけた。申し訳ない」という内容の謝罪文が市に届けられ、その中には「懲戒免職の処分をお願いしたい」という旨の文面もあったそうです。

　公務で出張中の今岡睦之市長は、処分決定を受け「公務員としてあってはならない行為であり、深くお詫びしたい。今後このようなことがないよう、職員の綱紀粛正に努めていきたい」とのコメントを発表しました。

　長谷川被告は、旧上野市の税務課長だったさる平成13年12月から翌年3月にかけて、税金の控除手続きについて相談を受けた市内に住む知人の男性会社役員から約540万円を2度に分けてだまし取り、この男性から還付金の催促を受けた同15年7月には、市長公印を無断で押印した公文書を偽造したとされています。