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いじめ自殺予告の手紙
いじめ自殺予告の手紙
文科相、教委あてに
いじめ自殺予告の手紙 文科相、教委あてに
文部科学省は7日未明、男子が書いたと思われる「いじめが原因で11日、学校内で自殺する」と予告する内容の手紙が6日午前に伊吹文明文科相あてに郵送された、と発表した。
文部科学省によると、差出人の記載はなく、教育委員会、校長、担任教員、同級生とその保護者、自分の両親あての手紙が同封されていた。字や内容などから、小学生か中学生ではないかとみている。
手紙は「8日までに状況が変わらなかったら自殺する」とした上で、同級生からズボンを下ろされたり「キモイ(気持ち悪い)」と言われるなどのいじめを受けたと告発。「いじめた人たちは何も罰を受けなかった。先生に言ったのに何もしなかった」としている。差出人の手掛かりになる固有名詞などは一切書かれていない。
銭谷真美初等中等教育局長は「人の命は掛け替えのないもの。ぜひ手紙を書いた本人も自殺をしないで、命を大事にして、相談をしてほしい」と呼び掛けた。
同省は封筒の消印の一部に「豊」とみられる文字があることから、「豊」の字がつく郵便局がある全国計39の市町村区の教育委員会に対し、該当する事例がないか緊急に確認し、予防措置を取るよう要請した。
いじめが原因とされる子どもの自殺では、北海道滝川市の小学校教室で昨年9月、6年生の女児=当時(12)=が、福岡県筑前町では今年十月、町立三輪中2年の男子生徒(13)が、自宅の倉庫でいじめを示唆する遺書を残して自殺したことが相次いで判明。10月23日には岐阜県瑞浪市でも中2女児が遺書を残して自殺している。
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【共同通信】 |
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