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文科省「からかいあった」

中２いじめ自殺調査で

　いじめで自殺した中２男子生徒の父親（手前左）と面会する文科省の担当者（奧）＝１８日午後、福岡県庁

文科省「からかいあった」中２いじめ自殺調査で

　福岡県筑前町の町立三輪中学校２年の男子生徒（１３）がいじめを苦に自殺した問題で、福岡県教育委員会と筑前町教委から聞き取り調査を行った文部科学省の担当者は１８日、「程度や状況は調査中だが、（男子生徒に対する）からかいがあったと思う」と述べた。　いじめを誘発したとされる教諭の不適切な言動については「報告は受けたが、町教委が確認中のものもあり、具体的な内容は控えたい」とした。　調査に派遣された同省初等中等教育局の宮崎活志視学官ら３人は、生徒の父親（４０）らと面会。１９９９年から２００５年までいじめ自殺者ゼロが続いていることを指摘され「事実が報告されるような方法に見直すべきところは見直したい」と説明した。　父親は「生徒が先生や学校を選べる仕組みをつくれないか」とも要望、文科省側は「子を亡くした痛切な思いにとどまらず、これからの教育の在り方についても話があり、そういう気持ちを受け止めなくてはいけないと率直に思った」と話した。　記者会見した父親は「まず文科省が福岡県に来たのは前進。最終的には現場に来てもらいたい。報告書をまとめる時は、遺族側の意見も、『加害者側』の意見も聞いた、きちんとしたものにしてほしい」と訴えた。

【共同通信】

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