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市立半田病院 搬送妊婦 受け入れ休止

「産科医2人減で対応困難」

 半田市立半田病院の産婦人科で、医師不足のため他の医療機関からの妊婦搬送の受け入れを11月から休止していることがわかった。同病院で診療を受けている妊婦については従来通り24時間態勢で対応している。

 同病院は病床数が500あり、県の地域周産期センターとして東海、常滑市など知多半島医療圏の10市町を担当し、これまで各市町で対応できなくなった妊婦らを年間30〜50人受け入れている。

 産婦人科の石田時一統括部長(52)によると、同科には医師が5人いたが、今年7月に産休に入った女性医師が退職し、来年1月から産休に入る予定だった女性医師が体調を崩したため10月から病欠、そのまま産休となったため、2人減となった。

 このため同病院にかかっている妊婦を24時間態勢で診療するのに手いっぱいとなり、石田部長は「他の機関からの搬送を休止せざるを得なかった」という。

 同病院に医師を派遣している名古屋大医学部に新たな医師の派遣を求めているが、メドは立っていない。

2007年12月3日  読売新聞)
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