全国犯罪被害者の会の集会で体験を語る、長男を殺害された松尾剛史さん=25日午後、東京都内
全国犯罪被害者の会(あすの会)の集会では、神戸の連続児童殺傷事件で二男を殺害された土師守さんが「審判を公開しないのは知る権利を奪うことだ」と指摘。
2001年に札幌で長男を殺害された松尾剛史さんも「被害者の気持ちが治まるように制度を改善してほしい」と訴え、但木敬一検事総長が「犯罪被害者と検察」をテーマに講演した。
傍聴に反対する「被害者と司法を考える会」は模擬審判を実施。参加した家庭裁判所調査官は「加害少年と被害者が直接向き合えば、興奮してトラブルになるかもしれない」と懸念を示した。