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産婦人科医が「自分の生きた記録」と女性を盗撮 PCに1万5000枚保管
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携帯電話のカメラで女性のスカートの中などを盗撮したとして、千葉県佐倉市の産婦人科医が県迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕、起訴されていたことが3日、分かった。平成16年から約3年間、JR千葉駅や船橋駅構内で出勤途中にほぼ毎日、盗撮を繰り返していたという。盗撮画像を含む約1万5000枚の女性の写真が自宅パソコンと携帯に記録されていた。
この産婦人科医は、佐倉市の清水洋被告(50)。千葉地裁で3日に行われた被告人質問で、清水被告は「父親が難病で死亡し、母親も病気を患った。自分も長生きできないと思い、生きた記録を残したかった」と不可思議な犯行動機を述べた。また、「これまでの経験から日記は長続きしない。自分の心理を高揚させるような“風景”を記録しておきたかった」と盗撮を続けた理由を明らかにした。
裁判官に「産婦人科医としてこのような犯行に抵抗はなかったのか」と尋ねられると、「あった」と淡々と答えた。
清水被告は昭和59年に千葉大医学部を卒業。平成14年から船橋市内の総合病院に常駐の産婦人科医として勤務。病院によると、今年8月中旬に休職の申し出があり、9月6日付で退職した。
起訴状などによると、清水被告は今年8月15日午前9時ごろ、船橋駅構内の上りエスカレーターで背後から20代女性に近づき、カメラ付き携帯でスカートの中を撮影したとされる。