MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

外国記者集め「拉致啓発ツアー」 政府が4日から開催

2007.12.3 16:50

 北朝鮮による日本人などの拉致問題を世界に知ってもらおうと、政府の拉致問題対策本部は4日から1泊2日の日程で、国内で活動している海外メディアの記者13人を拉致現場などに案内する「啓発ツアー」を開催する。

 ツアーは初めての試み。海外メディアの記者を招待し、各国で拉致問題を報道してもらい、啓発につなげようと対策本部が企画した。「今後も続けていきたい」としている。

 ツアーには米国や欧州、中国、韓国の6カ国のメディアの記者が参加。拉致被害者、横田めぐみさん=当時(13)=が連れ去られたとみられる新潟市の現場を訪れるほか、東京都内でめぐみさんの両親、滋さん(75)と早紀江さん(71)の講演も聴く。

 また、平成13年12月に鹿児島県・奄美大島沖の東シナ海で沈没した北朝鮮の工作船を展示する海上保安資料館横浜館(横浜市中区)にも立ち寄り、北朝鮮の実情を紹介する。

 北朝鮮による拉致の被害は世界12カ国に及ぶとされ、対策本部は「拉致は世界中が考えるべき人権問題という認識を広め、国際世論を高めたい」としている。

広告
イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2007 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。