※昨日の師匠のライブのレポートを思い出しながら綴ってみました。 曲順、文字表記など間違いがありましたら、教えてくださいませ。
******************************************************
STVラジオ開局45周年記念
みのや雅彦ライブツアー
「SONGS~歌しかなかった~」
平成19年11月24日(土)札幌道新ホール
午後6時開場 6時30分開演
5時に札幌駅に到着。忙しく昼飯がまだだったので、学生時代から通っているカレーハウス「コロンボ」に行き、「KONOの食ランキング不動の1位」の「カツカレー」を食べる。おいおい、5時30分だ。急がねば。コンサート会場である道新ホールへ歩く。師匠のマネをして首に巻いてきた「アフガンストール」が、マフラーの代わりにならないくらい寒い(苦笑)。道新の1階ロビーに到着し、知り合いの皆さんと顔を合わせる。次から次へとお客さんが集合してくる。「すごいね。ローグでライブ見てた頃とは勢いが違うねぇ・・」などと語り合ってた。
午後6時、開場。エレベータで8階まで上がり、チケットをモギッテもらって中に入る。またまた何人かの懐かしい人たちに会う。 師匠のお兄さんがいらっしゃったので、挨拶すると、「おぉ~~!KONOちゃん、久しぶり。早くアンタのお寺で、俺のライブを企画してくれよ!!」 あ、そうだった。敏彦兄さんの「語りライブ」実現しなきゃなぁ。
開演10分前くらいに、満席の会場に入り、座席に座る。知り合いの皆さんと楽しく話しているうちに、開演のベル。♪灯り消えましたぁ・・・
午後6時36分。
幕の向こうから、師匠の奏でるギターの音が聞こえてくる。幕があがり、ステージ中央に座ってギターを弾く師匠の姿が現われた。この最初の姿、その佇まいを見ただけで、僕は、もう憧れてしまう。(瞬時にステージ衣装もチェックしている)
第1部(ギター1本弾き語り編)
1・この声を聴いていて
2・秋
3・黄昏に・・・
4・再会
やはり、師匠の原点はギター1本スタイルだと思う。勉強になります。
・歌1曲1曲の世界を歌い上げていく師匠。その「声」を聴いていた今日までの僕の人生。久しぶりの師匠ライブ。僕にとって1曲目にピッタリな曲でした。
・「秋」も懐かしいです。初期の頃なのに、新鮮です。あらかじめ録音された師匠のギター音源との「共演」も拡がりを加えます。
・「黄昏に・・・」は札幌で学生をしてた頃の自分を思い出します。街角で見かけた「あの人」は一人きりじゃなかった・・・時が止まります。
・「再会」、そう。僕にもそんな人と「再会」する機会がありました。まっすぐ見れませんでした。でも、その人が「幸せ」ならば、と強がって苦笑い。同じです。
以上、いきなり、4曲続いてギター弾き語りで幕開け。
「もうそろそろしゃべっていい??」が第一声。
MC コンサートツアー最終日の札幌。それまで回ってきた他会場でのエピソードを語る。室蘭での出来事。ライブ前に外出してトイレを探し、やっと貸してもらったはいいが、そこのトイレに紙がない・・・そして、その借りた場所は老人ホームだった!!ステージ前方で、マイクなしで身振り手振り大げさに、場面を再現しながらの師匠。会場も笑いに包まれ、もう「みのやワールド」に入っていた。
5・しあわせ(スミマセン。この曲名が分かりませんでしたが、kakizoさんからコメント欄に教えていただきました。)
MC STVラジオ45周年記念という冠のついたツアーでもあるので、STVの鬼ディレクターの話。高校時代の師匠がそのディレクターに厳しくシゴカレていて、あまりの憎らしさに「あんた」っていう曲をそのディレクターに作ったけど、逆に評価されたって話。
6・雪の花
MC 歌手「ちはらさき」さんに提供したこの曲。歌い終わり、客席の「ちはらさき」さんにスポットをあてて紹介。あまりに良い曲に完成したので、「(この曲を)返して!!」と笑わせる。 それから、昔、東京の友人と飲みに行って、泥酔し、その友人のお宅に泊めてもらったら、朝、ふとんに「犬」がいた!!酔っぱらって野良犬を連れて帰ってきた話。
懐かしい友、異性じゃなくても、こういう「友情」という「愛」の歌がある。
7・遠方より友・・・ (スミマセン。コメント欄にJoeさんからのご指摘で、「遠方より友のあとに・が3つ付く」ということなので、「・・・」を追加いたします。。。(*^_^*))
師匠がステージから消えて、バンドメンバーが入場。泰輝さんがピアノを奏で始める。
ピアノインストルメンタル
第2部(バンド演奏編)
(衣装替え) 黒い「マント」に「アフガンストール」を巻いて登場。まったく同じモノを僕も持っているので、嬉しくて嬉しくて♪ 12月26日の所属バンドのライブでの僕の衣装は、この瞬間に決定しました(笑)!!!!
8・笑えないピエロ
9・あの頃のぼくは
・第2部は、CD「MINOYA SONGS」中心の構成。と言うわけで、すっかり耳馴染みのせいか、・「笑えないピエロ」もこっちの顔つきになったなぁと思った。 イルカさんのこの曲もこのアルバムで知りました。
MC(バンドメンバー紹介) CDで演奏しているのと同じミュージシャンによるバッキング。ベーシストが女性とは知らなかった。去年に続いて、師匠のバンドでの姿を見るのも「当たり前」になってきた??
生前、親交のあった村下孝蔵さんの話。カラオケにご一緒して、村下さんがご自身の曲を歌ってたこと。なのに、店のママには本人とは気づかれないこと。。。師匠は飲みに行ったら歌うよりしゃべりたいのに、村下さんは歌ってばかりだったらしい。。。
10・挽歌
11・旅的途上
・このアルバムの中のカバー曲の中でも「挽歌」が師匠の声や雰囲気にピッタリ合ってると思う。
・「旅的途上」。。河島さんは亡くなっていても、メッセージは師匠の「声」になって届いています。
MC アルバムのラストに入っている「ロードショー」という曲を歌ってた「古時計」というアーティスト。 そのご本人が会場にお見えで、スポットをあててご紹介。 あと、色んな場所で今まで歌ってきた経験のある師匠。猿回しの「ハナコ」の前座をした話。楽屋でサルのハナコと2人きり・・・。出番が来たみのや師匠は、「ハナコ師匠、お先に勉強させていただきます」・・・(笑)
ステージのへりに腰掛けながら、泰輝さんのピアノをバックに歌い始める。
12・ロードショー
MC 中学生時代、親友の川村幸治サンと変装して、映画館へ18禁を見に行った話。なぜかアロハシャツにサングラスして、「大人」に変装して行ったのに、ツメの甘い幸治サン、窓口で「中学生2枚!」・・・・・。販売の人も知り合いのオバチャンだった・・・(笑) そう言えば、開演前にロビーで久しぶりに幸治サンにお会いし挨拶した。短時間でも笑わせてもらった。もう。「笑わせ上手」!
13・涙(ギター弾き語り)
14・舞雪
15・夢しかなかった
この3曲はゼイタクでした。・「涙」 この歌にハマッテしまい、ボロボロボロボロ泣いていた事があります。そして、僕も自分のオリジナル曲「あなたに逢いたいな」を作りました。 ・「舞雪」これも懐かしいですね。師匠の弾くイントロ部分が「丘の真上月の真下」という曲の変則コードを応用した感じだったので、昨晩深夜に帰宅して、寝る前に僕もギターで「おさらい」しました(笑) ・「夢しかなかった」みんなと一緒に合唱。会場の声も大きかったですね!
MC 昭和56年11月1日デビューのみのや雅彦、27年目に入っていて、その経歴をカンタンにご紹介。それを聴きながら、途中から、僕の人生も重なった。
「挫折して良かった。悲しみを覚えて良かった。悔しい思いをして良かった。淋しい夜を過ごして良かった。辛くても笑顔で明るく振る舞ってきて良かった。なにより、歌ってきて良かった。」
こう語る師匠の言葉。一つ一つを噛みしめながら、それらを僕の「人生上」でも確認しながら聞いていたら、泣けてきた。
「泣き笑い」
そう思った。
感動する為に生きている。
ありがとうございます。師匠。
16・白い嵐
いつも思うけど。「白い嵐」は別格だなぁ。聞き惚れていたら、幕がデーーーーンと降りてきて、本編終了・・・・
アンコール編
(衣装替え)ドレープネックのシャツにアームウォーマーをつけ、ピカピカのストールを巻いて登場。そうだ、ドレープネックのシャツ。俺も着てみよう・・・
17・GOAL
18・空
昨年、多くの人の耳に届いたこの2曲。でも。やっぱり「空」はすごいな。何回聞いても、その都度、感動がある。浮かぶ顔がある。優しくなりたい、強くなりたい、大切にしたい、素直になりたい。。。また泣いてしまった。
MC
19・僕の名を呼ぶ声
以前、師匠が、「ねぇ、君」と歌で呼びかけても、その「君」が「自分」だと気づく人は少なかった。 でも、今、師匠が「ねぇ、君」と歌ったら、たくさんの人が「君」を「自分」の事だと思うようになった。そして、そこからまた師匠を呼ぶ「声援」が大きくなった。それは、とてもすごいこと。
また来年もステキなコンサートをお願いします。師匠。ありがとうございました!
*以上、終了は午後9時15分くらいかな?約2時間30分以上に渡るコンサートでした。
その後、札幌駅に直行。午後10時発の夜行列車に乗り、昨日の当ブログ【「急行はまなす」車内にて】につながります。
午前0時11分、地元の駅に到着。誰も歩いていない深夜の田舎街を、駅から自宅まで、夜中なのに、サングラスをかけたまま歩いた。寒かった。師匠マネのストールの隙間から冬の寒さがビンビン浸みてきた。。。でも、夜空を見上げながら、さっきの師匠のステージが頭をグルグルまわっていた。しみじみ、しみじみ、僕は、自宅までの道を歩いた。
*****************************************************
今回のコンサートで改めて思ったことは、
師匠は、「人間」を歌っているということ。
挫折。悲しみ。悔しさ。淋しさ。
それらを重ね、喰らってきた分だけ、「師匠ワールド」は明るく、楽しく、そして、哀しく、愛しい。
だから、師匠のその「歌声」は、人間に寄り添う「愛」なのだ、と思った。
すごいなぁ、KONOの人生上で、みのや雅彦に出逢えたって事は。
最近のコメント