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駐車違反金払わない車、1位なにわ、2位神戸、4位大阪

2007年12月02日

 駐車違反金を納めない悪質ドライバーは関西が突出?――。昨年6月の改正道路交通法施行による駐車違反の罰則強化で、警察の度重なる違反金の納付命令に従わなかった車の車検を国土交通省が拒否する制度が導入されたところ、車検を拒否された車は大阪、兵庫ナンバーが軒並み上位を占めていたことが、同省のまとめで分かった。

 昨年8月に車検拒否第1号の車が発生してから、今年7月までの件数を同省がまとめた。1位は「なにわ」ナンバー(大阪市内全域)の981件、2位は「神戸」(神戸市、兵庫県尼崎市、同明石市など)830件だった。3位「品川」(東京都の一部)に続き、4位は「大阪」(大阪府茨木市、高槻市、吹田市など)の765件となった。

 近畿2府4県で見ると車検拒否件数は3760件。06年度の全車検台数約288万台に占める割合は約0.13%と、全国平均(約0.05%)の倍以上だった。大阪府警駐車対策課は「駐車違反の取り締まり件数自体が多いことは確か。そもそも大阪の交通マナーの状況を見ればお分かりでしょう」と受け止める。

 拒否された車両のユーザーは、ほとんど全員が違反金を納付して車検を受けているという。「督促状が来ても放置する人が相変わらず多いなど、新制度の趣旨を分かっていないのでは」(国土交通省近畿運輸局)と見る向きもある。

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