新種のエボラ出血熱がウガンダ西部のコンゴ(旧ザイール)国境付近で発生した。世界保健機関(WHO)やウガンダ保健当局によると、2日までに18人が死亡、50人以上の感染が確認された。コンゴでもこの数週間に同様の症状で26人が死亡しているという。
AP通信などによると、ウガンダと米国の当局によって確認された新種は、従来の4種類の出血熱にはない嘔吐(おうと)症状があるという。
エボラ出血熱は治療法がない。感染者の血液などを通じて感染、大量出血を引き起こす。主な3種類の致死率は50〜90%とされる。ウガンダでは過去、00年の大発生で170人以上が死亡した。