否定・肯定を日本語的にとらえると、混乱します。
英語では、一つのセンテンスの中で矛盾しないことが大事なのです。
例えば、I don't smoke. であれば、冒頭に Yes をつけるのは、自己矛盾になってしまい、許されません。
ですから、
Do you smoke?
Don't you smoke?
いずれの質問の場合でも、吸わないなら答えは:
No, I don't.
吸うなら:
Yes, I do.
です。
It's a beautiful day, isn't it? と聞かれたとき、同意するかどうかを考えてはいけません。
あなたの答えが肯定文になるか、否定文になるかをまず考えるのです。
そして、肯定文なら冒頭にYesを、否定文なら冒頭にNoを加えれば良いのです。
この場合、「そうですね」と言いたい場合には、"Yes, it is." でOKです。
逆に、
It isn't such a beautiful day, is it? (今日の天気は大したこと無いよね?)
と聞かれても、いや、そんなことはない、天気は良いぞ、といいたい場合の答えは、
YES, it is.
になります。
ここで挙げられた映画の字幕の話ですが、
"He's cute, isn't he?" に対して答えが "No." であれば、本来は「いいえ、そうは思わないわ」の意味のはずです。
なぜ「そうね」と訳されたのかはよく分かりませんが、字幕に間違いがあるのは決して珍しいことではないので、あまり気にしないでください。 |