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紀元会集団暴行:少女4人に保護処分 家裁、少年院送致決める /長野

 宗教法人「紀元会」(小諸市)の信者による集団暴行で、奥野元子さん(当時63歳)が死亡した事件で、長野家裁は30日までに、傷害致死の非行事実で長野地検から送致されていた信者の少女4人に対する少年審判を開いた。近藤ルミ子、行方美和両裁判官は15歳の少女2人を初等少年院に、16歳と17歳の少女2人を中等少年院に送致する保護処分を決めた。

 決定要旨によると、少女らは他の信者とともに9月24日午後11時半から翌未明にかけ、奥野さんの全身を平手などで殴るなどして死亡させた。両裁判官は「その場の雰囲気に押され、被害者に対し執ように激しい暴行を加えており悪質」と指摘。処分については「少女らは精神面の未熟さと偏りが大きく、矯正施設での教育的措置によって改善を図ることが相当である」と判断し、少年院送致を決めたという。

毎日新聞 2007年12月1日

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