「読者の審判を」嶽本野ばら、大麻事件を語る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071201-00000927-san-soci
(抜粋)なぜ、大麻に走ったのか。「太宰治、ジャン・コクトー、シド・ヴィシャス…。自分の好きなアーティスト
がドラッグを使っていたというところでの関心、
興味はずっとあった」と明かす。
また、こうも話した。「読者のために、自分のために、職業作家として…。何のために書くかということが
、どこかで混乱した。評価やイメージが先行するなかで、
何のために書いているのか、という虚無感が頭をもたげてきたところに、大麻を入手してしまったのかもし
れません」
嶽本野ばらの文章を初めて読んだのは、高校生の頃だったと思う。当時よく読んでいたファッション誌、
確かCutieだったと思うが、その中に乙女を指南するコラムを書かれていた。曰く「乙女は孤独でなければ
いけません」といった内容だったと思う。彼の美学に基づいた言葉は、乙女というのは趣味じゃないし、
よくわからないけれど、筋が通っていたし孤高感や潔さは共感でき、面白くそのコラムを読んでいた。
それから小説を書かれるようになり、何冊か楽しく読んだ。
私は嶽本野ばらの愛読者ではないけれど、一応読んだことはあり、その中でいくつかは好感を持っている。
その程度の読者だ。そして久しぶりに嶽本野ばらの名前を耳したのが、大麻取締法違反の罪で逮捕されたニュース。