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12月2日のながさきニュース
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長崎新聞
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対馬でガソリン価格180円台 離島の税減求め署名
 | 1日のガソリン値上げで、対馬市内ではレギュラー1リットル180円台に突入した |
石油元売り大手各社の卸価格引き上げを受け一日、対馬市内のガソリンスタンドで一斉に店頭表示価格が値上げされ、レギュラーガソリンは一リットル当たり百八十円台に突入した。冷え込む離島経済に追い打ちを掛けており、商工業者ら有志は「離島のガソリン税減免」を求める署名を始めた。二万人分を集め、衆参両院議長に請願書を提出する予定。
同市厳原町のガソリンスタンドは店頭表示価格を五円上乗せし、レギュラーガソリン一リットル当たりは百八十一円六十銭となった。前日は“駆け込み給油”が相次ぎ、対応に追われた男性従業員(36)は「入社して十五年になるが百八十円台は初めて」と目を丸くした。
石油情報センターが十一月二十六日に発表した県内のレギュラーガソリン平均価格は百五十七円。県石油商業組合によると、十一月末の県内の平均的な店頭表示価格は諫早百四十二円、佐世保百四十四円、長崎百四十九円、島原百五十二円、対馬・五島百七十六円だった。
商工業者有志は「離島のガソリン税減免」を求める署名を島内三十カ所で実施し、漁協や農協、スーパーなどにも呼び掛ける予定。市商工会の浦田一朗会長は「魚や農産物の輸送費など大都市圏にいる人より余分に掛かる。ヨーロッパではガソリン税などを減免して島の振興を図っている地域もある。全国の離島と連携して運動を盛り上げたい」と話した。
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