パロマ工業製の湯沸かし器による一酸化炭素中毒の死亡事故で、東京地検は、パロマ工業の前社長ら2人を業務上過失致死などの罪で在宅起訴する方針を固めました。
この事故はおととし11月、東京・港区のアパートで当時、大学生だった上嶋浩幸さん(当時18)が、パロマ工業製の湯沸かし器による一酸化炭素中毒で死亡したものです。
東京地検は、パロマ工業の小林敏宏前社長(70)ら2人が、不正改造で死亡事故が相次いでいることを認識しながら回収や点検などの安全対策を怠ったとして、近く業務上過失致死などの罪で在宅起訴する方針を固めました。
販売後の製品の安全管理を巡って、経営トップの刑事責任が問われるのは極めて異例です。(01日14:21)