出発式には、水島地区の自主防犯パトロール隊や交通警察協助員など、総勢220人が参加しました。水島警察署の猪原煕署長は「年末はコンビニエンスストアや金融機関を狙った凶悪犯罪や飲酒運転による交通事故の増加が予想されます。明るい年末年始を過ごすため、犯罪ゼロ、死亡事故ゼロを目指しましょう」と力を込めました。このあと、安全・安心の街『水島』推進協議会の川上忠宏副会長が「自分たちの街を自分たちで守るためともに力を合わせましょう」と活動宣言を読み上げました。水島警察署管内では去年12月だけで108件の犯罪が発生しており、自転車の盗難が最も多かったということです。水島警察署では、来年1月5日までを特別警戒期間として街頭パトロールや交通取締りを強化することにしています。
ジャパンエナジー水島製油所では、5年前から地域貢献活動として、道路の清掃活動を行っています。出発式にはジャパンエナジーの従業員とその家族が集まったほか、水島高砂町の社宅跡にスーパーのマックスバリューが出店することからマックスバリューの従業員15人もはじめて参加しました。参加者らはビニール袋と火バサミを手に持ち、水島臨海鉄道の高架下から東塚までのおよそ3キロメートル区間を歩きながら清掃しました。歩道や道路の植え込みには、車からポイ捨てしたと見られるタバコの吸殻や空き缶、ペットボトルなどがあり、参加者らは一つ一つ拾い集めていました。ジャパンエナジー水島製油所では、これからも地域貢献活動を続けていきたいとしています。
この展覧会は倉敷芸術科学大学が主催する全国規模のコンクールです。未来の芸術家として期待される高校生に発表の場を与えるのが狙いです。今回は全国から402点の作品が寄せられ、審査の結果107点が入選しました。グランプリには広島県の藤島茉那さんの『秋の公園』が選ばれました。元気に公園で遊ぶ子どもたちが生き生きと描かれています。また、大原美術館賞では総社南高校の児玉千佳さんなど9人が受賞し、受賞者一人ひとりに大原美術館の高階秀爾館長から表彰状と賞金が贈られました。児玉さんの作品『トイレより』はトイレの個室から天井を見上げる少女が描かれています。少女は児玉さん本人で、トイレの個室を自分の内なる世界に例え、外の世界を見ている自分を描いたということです。高校生の斬新な発想で描かれた力作を集めた現代アートビエンナーレ展は24日(月)まで児島虎次郎記念館で開催されています。