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【衝撃訴訟】「生理休暇常習」「流産」…日航CA「監視ファイル」その中身 (1/4ページ)
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戦慄(せんりつ)の監視ファイル、その中身は−? 日本航空の最大労組「JAL労働組合」が作成した9000人を超す客室乗務員(CA)の個人情報リスト。26日、日航のCA194人がJAL労組や日航を相手取り、損害賠償を求めて提訴した。家庭環境から病歴、思想信条などプライバシーを丸裸にする情報があふれたリストの内容が報道され、世間を驚かせた。また、リストは契約から正社員へ移行する客室乗務員を丸抱えするために利用された−との見方も広がっている。(水野拓昌)
■「赤っぽい」「私生活乱れている」
「父なし子を育てている」
「父親は教員、日教組」
「総会屋の娘」「流産」
「SL(生理休暇)常習」
訴状には、リストに集積されていた個人情報の一例が並ぶ。
訴状によると、JAL労組は平成8年以降、客室乗務員9862人分の個人情報を無断で収集し、1人158項目ものリストを作成。一部の組合幹部がパソコンで保存、更新、閲覧していた。
「プライバシーを侵害された」として1人当たり22万円、労組「日本航空キャビンクルーユニオン」(CCU)も団結権が侵害されたとして日航に550万円、総額約4800万円の損害賠償を請求した。
提訴した客室乗務員の多くはCCUに加入。「リストは会社とJAL労組が一体となって作成した」というのが原告の主張だ。