新作執筆現況

 まぁぼちぼち書いておりますが、出来栄え次第では没られる事も充分に有り得るわけで。
 気弱な事を書かせてもらいますが、たった一作書いただけの、プロを名乗るのもおこがまし
い身分なのが自分なんですわ。
 完成度が低ければ葬られるのが当然なんですが、完全に無駄になっちまうのも惜しいんで、
せめて足跡ぐらいはここに残していこうと思います。

 弱気な一方ではいかんな。初めから負ける事を考えていては本当にどうしようもない。結果を
受け入れるか否かと意気込みを持つかどうかはまた別の話なのだ。少しは強気でいかんと。
では自分に活を入れておくか。

うっお―――っ!! くっあ―――っ!! ざけんな―――っ!
書きたい内容はまだあるぜ――っ!!てめぇ… なめとんのか?
執筆に言い訳はいらねぇ!魂のはいった内容なら―― どんなハードルでも打ちぬくぜーっ!!!!
う… ぎゃああーっ!! ごが ごががあっ!!ぜったい最後まで投げねぇから!!
過去作の模倣か!自分の頭を使わぬ製作をしかけたてめぇこそ作家じゃねぇだろ
男なら作品ひとつで勝負せんかい!なにが新作だ てめえのゲームバランスはでたらめだよ
指セーブ!!
わたしは許しませんよーっ!こんな内容じゃあ S氏も認めねえぞ――っ!!
う… ぎゃああーっ!!悪いな おれは老人じゃねぇ 諦めるのはできねぇ相談ってもんだ
うぎゃっ うぎゃっ うぎゃーっ!!完成はいったいいつだ!? 

 フー……まぁあこんなもんだろう。
 お目汚し失礼。ではとりあえず以下に現状報告を。


2007年11月30日

 そういや最近チャットとかに顔出してねーな。ゲームブックアンテナ見てそう思いました。
 とはいえ自分がすべきは書く事でしょう。原稿も既にあがっているのですから!
 嘘です。正確には正確でありません。「出来た」わけではないのですよ。それに物事には優
先順位という物がありますから。自分は21世紀になってから登場したゲームブック作家として
は最高レベルに属する自負がありますが、鈴木直人のドルアーガに道を譲れというつもりはあ
りませんので。

 割と真面目な話をしましょうか。今書くならどんな物か、どんなスタンスで書くか。他の人には
いろいろあるようですから、ここで改めて松友の姿勢を表明しましょう。
 昔の(ゲームブック世界の)ビッグネーム・メジャータイトルの劣化模倣品にはならない。
たったこれだけです。魔人竜生誕の剣社通信にも書きましたね。まぁ完全に見たこと無いオリ
ジナルは無理ですが、松友がいなけりゃ他の誰も書かなかったゲームノベルには
しますよ。
 次の作品ですが、おおまかな特徴なら似た物もあります。しかしコイツでしかやってないポイ
ントもちゃんと仕込んでますんで。
 今しばらくお待ち下さい。チャットとかしてる人は仲良くダベりながら。出来上がったら自分も
ツラを出すでしょう。なんか言ってやってください。Mixiでも構いません。メールでもOKです。
 でも実家には来るな。借金取りにバレるからな。来たら公園で拾った新聞でメリケン作ってブ
ン殴んぞ。日本の平均的な治安レベルで物考えたら奥歯と尻を抑えて泣く羽目になるからそう
思え。

2007年11月16日

 丸二ヶ月ぶりの更新。松友健が死んだと思っていた人もいるかもしれないが極めて健康に生
きている。
 肝心の進行具合だが、そろそろ言い訳がましい事を書くのも面倒になってきた。とりあえず
きになんとかするから安心してくれ。そう言える程度には進めている。

 ただし先に注意しておくが……

 強敵が串ダンゴ状態で出てくる展開が好かない方
 敵を右から左にブン殴っていく話が嫌な方
 化け物を必殺技で捻じ伏せるのがつまらない方
 最初の敵とラスボスの強さに神とムシケラの差があるインフレが嫌いな方
 可愛い女の子キャラとの恋愛要素が無いと面白く無い方
 ドラクエは5までしか認めない方
 ウィザードリィは5までしか受け付けない方
 ガンダムは宇宙世紀しか許せない方
 魔人竜生誕はウンコだと感じた方

 こういう人にはお勧めしない。作者なんだからせにゃならんのだろうがしない。でも出たら買
ってくれ。頼んだからな。

2007年9月16日

 やっと4分の1。書き直してから一月になるっていうのにな。ライトノベル作家は二ヶ月
で1作書かねばならないとか聞くが、それをクリアしてる人はそれだけで尊敬に値するわ。
人間、口でどんなに偉そうに言っても己自身は何もできんもんだからのぅ……能無しである
事を言い訳と開き直りで逃げていると、いつまで経っても中身がスカスカなまま
じゃわい。語り口だけ傲岸不遜で毒舌なオレカッコE!でありながら、休日にや
る事はPCのキーボードを叩くだけじゃったりな。
 年寄り臭い愚痴になってしまったので少し気を取り直します。
 とりあえず「書きたいシーンを頭に用意しておく」というのは良い手段だろう。そこに辿
り着けよと己を励ませる。あと書きたいセリフとか用意するのもいいかもな。大事だよシーンと
かセリフは。作品そのものが数段上下しかねないし。
 自分が一番感動したセリフは漫画「シグルイ」2巻のあとがきだな。

「武士道に於いて分別出来れば、はや後るるなり」
「正気にては大業ならず」

 『葉隠れ』の一節を引用したらしいが付随する解説がイカしすぎている。未読の方は一読され
たし。感動を覚え、また武士に生まれなくて良かったと痛感もできるだろう。

2007年9月3日

 日付を見れば既に丸二ヶ月。更新を全然しなかったのにはまぁちょっとしたわけがあり
ます。次回作に大幅な変更を加えていました……それこそ根っこの部分から思い切
り。ほとんど作り直しに近い状態ですな。
 というわけでサイトの更新もますますできない状況です。最近は私生活でも帰宅遅いし、相当
ギリギリな状態。マジで。WIZとかドラクエとかやってる時間が無いぐらい。
 なんでそんな事になってるかって? いろいろあったんだよ考える事が。そのキッカケも。

「あんなのは○○じゃない」
「○○を知らずして××を語るな」
「○○こそが真の△△で以降は偽者」
 あーウルセーくだらねぇよスカンタコ。
 それでも◇◇にだって……楽しめる所はあるんだァーッ!

 だいたい自分の好きな物に限ってシリーズ中での評価が低いのが納得いかねぇ。
ドラクエしかりWIZしかり、今回インスピレーションを与えてくれた作品しかり。
 原点至上主義者の言う事は常にしょうもない。一つの作品を持ち上げ、他を批難する奴の言
い分は常に馬鹿馬鹿しい。せっかくの名作を他者・他作品へ難癖つける道具にするとはあまり
に冒涜。知ったような顔すんなコンチクショウ。
 今回きっかけとなった作品が何のか、無事に刊行できたらどこかに書きます。
ではこれにて。

2007年6月13日

 ちょっとした資格試験とWIZのシナリオ作成をやってたら、ここの更新も一月以上さぼってし
まいました。でもすいません、実は反省してません。このページで金とってるわけじゃねぇし
さ。
 
 ゲームノベルとは直接の関係は無いんですが、誘ってくださる親切な方がいたので自分もMi
xiを始めました。といっても、自分のページにゃまだほとんど何も書いてないんですが。日記
とかレビューとか書けるみたいなんで、自分の気に入った物とかややぶっちゃけた本音話とか
書き殴ってやろうかと思っています。
 とはいえ、過激と称して無茶ほざいてるだけとか毒舌と称して悪口言ってるだけとかの頭が
気の毒な人やその同類を見た事もあるんで、そういう文章は書かない事にします。攻撃的な内
容を期待されても応えません。あしからず。

2007年5月5日

 結局4月中には間に合わなかったが、GWを使って第2稿を終えました。
 終えましたが……
 書いてる途中でバグとかシナリオの矛盾とか見つかっちまっ
たよ。よって酒井氏がドルアーガやゲームノベル以外に手を取られているうちにそれらを修
正していきます。
 ……まぁそのうちに……
 仕事の都合上、ちょっとした資格試験を受けにゃなりませんので、まぁそのうちに。

 GWがあと二日しかねぇや。しょうがねぇから参考書でも買ってくっか……

2007年4月18日

 いきなりですがすまん。スパートが全然かかっていません。あともう少しなんですが「ツメ
だからこそよく練らねばな……」と少年漫画のクールサブリーダーのような事を呟きながらシナ
リオとギミックを考えていると4月が三分の二ほど過ぎてしまいました。おかしいな……
スパロボもドラクエも禁止しているんですが……。

(以下、わかる人を限定する内容である事を先に警告しておきます)

 そんなわけで今月中は他所にお邪魔できそうになく、ここでちょっと書かせてもらいます。
 知っている方も多いと思いますが、「ゲームブックなチャット(at Lingr)」という場がネッ
ト上にありまして。自分もよく行くしログもしょっちゅう読ませて頂いているわけですが。

 N氏よ、アンタは偉い。一人のプレイヤーとして勝手に共感させて頂く。
 自分も似たようなプレイスタイルなんで。一回ぐらいは普通にプレイしないと見えない物もあり
ますよね、やっぱ。少なくとバランスの良し悪しはルール通りにやらないとわからないし、設計
思想を感じ取る事も多分できんよね。

 ああそうさ、「蘇る妖術使い」で本をサンドバッグにしたさ。双葉ドラクエやギリシャ神
話3部作でももう少しでミドルキックの練習台にする所だったさ。
 はしもと氏は「松友の頭の中には攻略本があるのだろう」と自分のゲームノベルプレイ記録を
見て言われたが、実は違います。自分のプレイスタイルは「攻略用のチャートやMAPを
作りながら遊ぶ」であり、子供の頃に作った攻略メモが今もゲームブックの表紙
裏に挟んであるのですな。無論、なくしてしまった物も多々ありますが。
 「ラザックが強すぎるな? 何か取り逃がしたか」←こう思って何度もトライし、無数
の墓標と引き換えに分岐を調べつくした時の自分の形相はきっと子供とは思えないツラ
だったと思います。
 ゲームブックでズルはしまくって良いと思います。双葉メトロイドで右腕が筋肉痛に
なりかけました。双葉ドラクエにてレベル1や2の主人公を竜王の城の構造を調べるためだけ
に何人も玉砕させました。FFシリーズにて、明らかにアイテム不足なんでわざと死ぬだろうと思
うルートを調査するために歩かせた事もあります。ここら辺の時間を全部ショートカットできるな
らズルはおおいに結構だと思います。浪費しなかった時間はもっと有意義な事に使え
ます。

 あーあー、パンタクルの卵塔場の記号解読表が無くなってたよ……。また鞭打ちSMプレイし
ながら答えを聞きださんと……。

 遊び方は人それぞれ、確かにそうです。だからこそゲームを真っ向から力づくで捻じ伏
せる遊び方が好きなら大いに結構だと思います。ただバランスの間違ってるゲームに当
たった時に歯軋りするための健康な奥歯は必要になりますが。
 なお、自分がこれから何作書けるのかわかりませんが、それらは全て「攻略ルートがわ
かっていればダイス運がよほど腐ってない限りクリアできる」物にしますんで。真っ
向勝負派の人も安心して遊べる物にしたいと思っています。
 サイコロを振らない人は……どうなんだろう? 魔人竜なんかは危機的状況の演出なん
かを戦闘難易度に委ねた部分もあるから、普通のノベルとしては正直微妙なんじゃないかと思
うんだな、これが。一度のプレイでは全てのイベントを見れない作りも、指挟みするなら関係な
いし。緊迫感や発見・体験は減っちまう作りだな。
 まぁそっちもできる限り頑張りますんで。よろしくお願いしますわ。

2007年3月31日

 酒井氏も忙しいようなので、ここはあえてスパートをかける事にする。どこかで「次稿を
夏までに書きあげる」と言ったような気がするが、夏どころか気合を入れれば4月が終わる
になんとかなりそうだ。
 無論、完成してから大幅に手直しという可能性は多分にあるが。
 ともかく自分が遅筆である事はよくわかったので、この反省はこれから活かす事にする。

2007年3月23日

 次章の最終段階にこの土日で取り掛かる予定。週明けには送りたい所だ。
 上手く行けばラストまでの道が切り開けるかもしれない。よってここらで、今執筆している
物についていくつか情報を明かしてしまおうと思う。本来なら自重せねばならないの
だが、神風特攻こそがニッポンジンの生きる道。万歳突撃慣行、みみちく生きて失敗し
ないようなチンケな人生をたった一度の生涯で送っちゃいられねぇ。そんな生き方は男の恥
だ。
 前振りが長くなったが以下に次作の情報を書かせてもらう。

 時代は現代。しかし舞台のモデルは「聖戦士ダンバイン」だったため「異世界にいくなら
現代の意味ねー」「素直にファンタジーものにしろ」と絶賛の嵐。

 主人公は超能力に目覚める青年。しかしモデルが「イナズマン」だったため「改造人
間と変わらないじゃねーか」「サナギマンの間耐え続けるのがだるい」と絶賛の
嵐。

 ヒロインは主人公の妹。しかしモデルが「機動戦士ZZガンダム」のエルピー・プルだった
ため「プルプルうるせぇ」「裸で寝転がるのはやりすぎだ」と絶賛の嵐。

 主人公の武器は強力な聖剣・エクスカリバー。しかしモデルが「聖闘士星矢」の山羊
座のシュラが使う必殺技だったため「自前かよ」「超能力が横行する世界でチョップは
ないわ」と絶賛の嵐。

 主人公には心強い仲間もいるぞ。しかしモデルが「電人ザボーガー」だったため「変
形が無理矢理すぎる」「変形後がシュール」と絶賛の嵐。

 強力なライバルも登場。しかしモデルが「仮面ライダーBLACK」の剣聖ビルゲニアだっ
たので「強いのは武器のおかげだろ」「新キャラに一撃でやられるカマセ犬」と絶
賛の嵐。

 展開は熱い超人バトル。しかしモデルが「キン肉マン」だったため「どこにでもリング
がある」「前のページに書いた事ぐらい覚えておけ」と絶賛の嵐。

 今までのゲームブックに無いシステムを導入。しかしモデルが「ファイナルファンタジ
ーU」だったため「自傷行為推奨」「プロレスラーよりもストロングスタイル」と絶賛の
嵐。

 ラスボスは人知を超えた超存在。しかしクトゥルフ神話の邪神まんまだったため「ふん
ぐるいむぐるぅなふ」「てけり・り!」と絶賛の嵐?

(情報は開発中のものです。実際の製品とは異なる場合があります)

2007年3月11日

 やっと一段落ついた。次作で一番大きなパート(になる予定)の部分を書いたので
酒井氏に送っておいた。ここだけで丸二ヶ月かかっているのがなんともはや。
 とはいえここで書けるような事は特に無い。なにせ送った物が通るかどうかもわからんのだ
から。まぁストレートに行くとは思っていないがな。実際、どうすべきか悩んでいる場所がいくつ
かある。
 特に主人公は気にいらない人にはとことん気にいらない奴になりそうだ。「松友
健は死すべき異端者」とか「こんな奴には二度と新作を書かせてはならぬ」とか
言い出す人が出ないかと今からワクワクしている。
 そのためにも早く出さないとな。明日から残りに取り掛かるか……。

2007年1月28日

 クソッどうしようもねえな。
 皆様、お元気でしょうか。自分こと松友健はいきなり弱音から始まっております。なんとした事
でしょうか、執筆はあまり進んでいません。魔人竜生誕を書いていた時の半分ほどの速
度しか出てません。理由はありきたりかつ簡単な事で、この時期は仕事が詰まってくるからで
す。来週も再来週も家で寝られる日の方が少ない事が既に判明しております。
今年に入ってから定時に帰宅した日がありません。まぁこの御時世では当然も同然の話です
が。
 さてネタバレに関する事ですが、酒井氏に許可をもらった物のみ記載可能という事に
なりました。でも基本は自重という事になります。まぁ「今度の舞台は3人の姫と6つの精霊
が治める幻想世界にある120階の迷宮だぜ!」「都合により中国僻地の貧民街になりまし
た」等の変更があるかもしれないので仕方ないでしょう。
 というわけで予告どおりになんかやろうと思いますがただでさえ時間無いのにそうそう着手で
きるわけねぇだろ。でも自分は駄目人間ではあっても嘘つきにはなりたくないのでまぁなんかや
ります。でもいつやるとは言わねぇ事にするわ。チャットとかも当分行けませんね。そうそうお呼
びの声がかかる事もねぇだろ。なんとしても夏前にはラストまで書きたいんで。俺がやらねば誰
がやるのか今に見ていろ完成だ……と。

2007年1月1日

 あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
 区切りの良い所まで原稿を書きあげたので、年が変わる13分前に酒井氏に送って
おいた。まぁまだまだ序盤しか出来ていないのだが。それもまだまだ修正せねばならんのだ
が。
 ネタバレ公開に関してはまだ酒井氏の返事をもらっていないので許されるかどうかわからな
い。もし許可がおりたなら、発売にこぎつけるまで少しずつ明かしていこうと思う。
 もし許可されなかった場合は予告どおりに「シグルイ全巻レビュー」「機動戦士ガンダ
ム・灼熱の追撃プレイ日記」「適当な萌えマンガ全巻一括購入レポート」「ロボッ
トコマンドゥ・イカサマ無しプレイ」「クソマンガ紹介ページ設立」「創土社ゲームノ
ベル全作品攻略日記」のどれかに踏み切る事とする。お待ちいただきたい。

2006年12月30日

 進行自体はまぁぼちぼち……最初のエリアのチャート作り・敵配置と能力調整・フラグと所持
品配置が終わり、実際に文章を書いている途中ぐらいである。

 進行とは関係無いが、誤解されそうな箇所があったのではっきり書いておく。
 自分がはしもと氏のサイト「No45L」(本人が構わないようなので明記させていただ
く)のチャットログを読んだのは12月の27日。
 酒井氏が自分にフラグマトリクスの方向性を相談し始めたのはその日より前。
 自分はともかく、酒井氏の意見はチャットのログを見て出てきたも
のでは無い。

 まぁ「どっちか片方にした方が……」という言い分自体、魔人竜発売のすぐ後からあったから
な。自分が「見易くすれば問題なかろう」と思っていただけで。

 あといくつかここでブチ撒けたい事も無いではないが、これは完全にネタバレの域に達
するので酒井氏から許可をいただいてからにする。
「主人公は○○だ」「実は○○○○を○○なくてもプレイできる」「○○○の一人
はほとんど○○○○○の○○○かもしれぬ」etc……
 なおネタバレが許されなかった場合、代わりに「シグルイ全巻レビュー」「機動戦士ガ
ンダム・灼熱の追撃プレイ日記」「適当な萌えマンガ全巻一括購入レポート」のど
れかを記載する。お待ちいただきたい。

2006年12月28日

 本来はそこで書くべきなのかもしれないが、新作にも関わる事なのでここに記す事にする。
 某所にて行われたというチャットのログが公開されていた。それを読んで、考えて
いた事の方向性が一つ決まった。

 各所で「重い」「複雑」と言われたフラグマトリクス。なぜあれをあの形で出したのか。理由は
簡単で、あれぐらいなら普通にプレイできると思っていたからだ。問題だと思っていな
かったのであの形だったのである。
 問題でないと判断した、その根拠は何か。TRPGである。もともとゲームブックはTRPGと
親戚みたいな関係で、自分も両方好きな人間である(TRPGの方はもう随分と御無沙汰である
が)。T&Tなんぞはソロアドベンチャーまで出している。最近(といっても4年前か)に出たD&
Dのルールブックはプレイヤーズを読むだけでも1時間では足りない。
 親戚のTRPGがこれなら、今時「魔人竜」ぐらい単純明快鼻ほじり片手間レベルだ
と思っていた。発売するまで、本気で。
 そして発売後。重い複雑だ難しいという意見を見た自分の正直な感想は……「うっかりさ
んがいるものだな」だった。

 次回作にもフラグマトリクスとほぼ同じ物は使う。これは自分が執筆
する限り変わる事は無いだろう。ただ、もっとわかり易くするつもりはあった。客に向かって「記
憶力を上げろ。根性を出せ」というつもりは無いからだ。具体的には「基本は書き換えの
み。加算する場合もあるがごく一部に留め、その場合は太字で注釈を付ける」
いうものである。

 さて。この案は取りやめる事をここで宣言する。

 酒井氏は「どちらか片方だけに絞れませんかね」と提案されていたが、自分としてはそこまで
せんでも問題なかろう、と考えていた。
 ここでチャットの過去ログの話に戻る。
 ここでもフラグ管理が重いという意見があったが、もうちょっと見易くすればいいだけだろう…
…と考えていた。途中までは。
「TRPGやってて戦闘もガチで突破する初心者君がフラグ管理
をミスしてやり直してた」
 ここら辺を読むまでは。
 どうやら自分の脳には血が巡っていなかったらしい。

 ここで断言しておく。次の作品にもフラグマトリクス(名称は変わるだろう)は使う。
使うが、書き換えか加算かのどちらかだけに完全に絞り込む事
にする。
 本当は簡単なのだ、そんな事は。ただ単に項目ジャンプを使わなければいいだけなんだか
ら。「○○を持っていれば○○へ進め」で済ませればそれでいいんだから。
 ただなあ……ちょっと指挟んで先を読んで「はいはいこうなるんですねー」で済むんじゃ、どう
にもつまらない。選択肢で進めるゲームだからこそ分岐を重要視したいんだ、自分は。
 こだわりが無いなら今時ゲームブックなんぞ書く意味が無い。何にこだわるか
を考えないのなら脳味噌なんぞ必要ない。
 酒井氏は加算方式を推奨しているが、そうするかどうかはまだわからない。しかし片方だけ
に徹底する事はもう決定した。今決定した。
 こだわらないなら書く意味がねぇ。

2006年12月23日

「ゲームノベルはこれからどしたらいいか」みたいな話が先週末ごろから盛んだったようだ。あ
ちこちで意見を出している方を見たが、懐古主義に拘らない人が多い模様。
 自サイトに書かれるような方ならゲームブックというジャンルそのものに愛着のある方が多か
ろうから、当然といえばそうなのかもしれない。
 それらを見て言いたい事や考えた事もあるが、ここで書くのは控えておく。あくまで新作執筆
現況という事で、各サイトを見て思った事はこれからそこに訪問して書かせていただこ
う。邪魔だと思われた方は「来るな」「失せろ」と申し上げていただけれ
ば行きませんので、その旨宜しく。

 新作の方は……進んでいるような、そうでないような。導入部だけは書いて酒井氏に送った。
それがどう評価されるかはまだ不明。後のパートもエンディングまで予定は既にできているの
で、没食らわん限りはそこそこのペースで進んでいくんじゃなかろうか。多分。
 それなのにもう挿絵をどんな方向性で行くかなんて話をちらほらしていたり。もっと大胆に冒
険してみようか悩んでいる酒井氏に相談された自分。頭の中に浮かぶいくつかのキーワード。
「肉弾劇画」「小宇宙バトル」「武士道は死狂い也」「鋼鉄ジーグ」
 どれを選んでも自分しか喜ばない予感! 客観的って難しいよな。

 真面目な話、絵画的な絵はあまり合わないブツになりそうだ。何時の間にか、無かった筈
の必殺技要素が生じている。高まれ我が第七感! 酒井氏に軌道修正されるまで。
 されなければブレーキをかける事無く、むしろアクセルを踏み続けて最後まで行くつもりです
ので宜しくお願いします。

 あと、萌えキャラはきっちり入れますんで。
 石丸の親戚みたいな奴を。

2006年12月10日

 実に1月以上ぶりの更新です。まただよ。
 さて、週末にネットで某アンテナを覗いた所、創土社の「おおぴっらに書けないシリーズ」が更
新されていたと書いているページが目に入った。今までは読んでなかったのだが今回は自
分に関係ありそうだったので目を通してみる。
 OK,だいたいわかった。
 酒井氏とちょっとメールをやり取りしてみたが、彼が自分に対して持っている要求は「書きた
いものを書いてくれ」だとの事。

 自分が書きたい物といえば
1:ゲームノベルである
2:読んだ人間が面白いと思える、楽しめる

 この2つを満たす物である。
 ヒーロー物はコアすぎると書いている人がいたし、言われてみればそうかなとも思う。
 やっぱりファンタジー路線が無難じゃないかと書いている人がいた。駆け出しだからこそ無難
にやるべきかもしれないとも思う。
 好きにやっていいという事は、ここら辺の声に耳を傾けたければそうしていいという
事でもある筈。
 とはいえ今書いている物は、マンガだか映画だか娯楽小説だかで誰もが一度は通っただろう
と個人的に考えているタイプの話。舞台は現代日本だが、分類するなら多分ファンタジー
になるんじゃなかろうか。
 伝奇バイオレンス……というにはバイオレンス分が足らんしな。
 まぁこれからは執筆しながらあちこちに目を通していこうとは思っている。今のゲームブックを
取り巻く情勢で、人の話を聞かないでやっていけるわけもなかろうし。
 ただ、あくまでやり方は「松友健のやり方」になると思いますがな。仮に中世ファンタジー
的世界を舞台にしても、主人公が人間の剣士でダンジョンの中で悪い魔法使いをやっつける
話にはならんよ? リザードマンの主人公がブチ殺した敵を食らいながら「満腹点」を確保しつ
つラスボス(殺人拳を使う屈強な老魔術師)の首をヘシ折る話とかなら有り得るが。

 というわけで、思う所のある方は自サイトに何か書いてくだされば見に行きますぜ。……「魔
人竜生誕」で検索した時にひっかかるページなら、ですが。

2006年11月3日

 実に1月以上ぶりの更新です。久しぶりにWIZの新作を買っちまったせいで、つい熱
中してしまいました……エディターでのシナリオ作成に。
 しかしそれも一応終わり、海底二万里も読み終えた。酒井氏と新たな打ち合わせもやった。
という事でこれから年末にかけて改めて執筆を再開します。
 しかし今度も結局エンディングシャッフルになりそうな気配。

2006年9月24日

 ここ数日、実はあんまり進んでません。
 先週末に古本屋で一冊の本を見つけました。「海底2万里」。有名な小説なんですが、こ
れ、子供の頃の自分のバイブルだったんですよ。ボロボロになり手垢で汚れて牛乳の染みが
つき真っ二つに千切れちまったんでおかんが捨ててしまい、それっきりになっとったんですが。
 で、懐かしさでつい購入。
 ……自分が読んでいたのは子供向けの簡易版だった模様。本当はこんなに
ブ厚いのな……。
 しかしノーチラス号のスペック列記シーンなんかを見る限り、これ、冒険物というよりは当時
にとってのSFメカ物だったんじゃないかと思います。「ブラボー、ブラボーですよ船長!」と
おおはしゃぎのアロナックス教授(主人公)がロボットアニメの驚き役にしか見えねぇ。
 せっかく読んだんでなにかしら今の原稿にフィードバックさせたいものの、ちょっと無理かもし
れない。超自然の怪異がどうとか魔物や精霊がなんだとか言ってる最中に突然合体変形メ
を持ち出して主人公を乗り込ませ――
主人公「これで決めるぞ! ペダルを踏むタイミングを合わせるんだ!」
ニヒル「フッ……0.01秒の世界を見せてやるぜ」
デブ「どすこーい!」
 ――こんな事をやっても酒井氏にリンチされるだろう。そもそもニヒルとデブなんておらん。今
度の主人公はルート次第では最後まで一人でロンリーウェイ。走れメロスのように。

2006年9月20日

 ぼちぼち進行中。文章の進行ペースはやや遅めだが、これは設定や筋書きを酒井氏と
煮詰めている最中だから仕方ない……という事で一つご容赦を。
 まぁ酒井氏もドルアーガや他の本を担当せにゃならんので自分にばかり手をかけてもらうわ
けにもいかんが。
 しかし再生稿がまだ完成していないにも関わらず、早くも「あれもやろうかこれもやろうか」状
態になりかけているのはどうにもならない事なのか。魔人竜の時は「この案どうだろ?」「よ
し採用!」を二人でやり合うような事態になっていたのが早くも懐かしい。
 なお差別化のため、今度の主人公はかけ声かけて変身したりはしない。ただ愛
用の剣を手に口数少なく彷徨うのみ。いうなれば「渋めにいこうぜ」って所か。
 「スマートに行こうぜ」だと少しアレでナニになるので注意が必要ナリ。まぁ全2巻
持ってるけどな。

2006年9月3日

 酒井氏との相談の結果、ボツ案を再生させる事になった。被っている部分はゲームの
メインじゃないんだから問題ないだろう、という結論である。現時点までに書いた修正稿が「こ
の調子なら大丈夫だろう」と判断されたというのも大きい。
 無駄にならずに良かったと思う反面、代わりに考えていた案が凍結するのが少々寂しくもあ
る。まぁ欲張るとロクな事が無いのでボツ案の再生を進める事にする。

2006年8月20日

 刺激を与えてくれる何かは必要だ……が、そういつもいつも刺激的な物が発見できるわけも
なく。気持ち進行が停滞気味な今日この頃。
 これではいけないので参考にすべく、ビジュアルノベルで何か有名な奴でも購入しよ
と思い立ちゲーム屋へ。歳をとるとこういう場所へ出かけるのも億劫になるので作品は慎重
に選択せねばならない。
 ビジュアルノベルなんて聞くとゲームブック世代は反感を持つかもしれない。絵に頼りすぎ
だ、あんな物は邪道だ、もっと読者の想像力に委ねるべきだ……と。
 自分は全然そう思わない。
 いくら想像に委ねられても、知らない人間がザクとかドムとかガッシャとかのモビルスーツ
を文章だけで思い描くのは多分無理だ。タイガー暗殺拳の挿絵を想像で作り上げる事のでき
る人間なんて日本に一人もいないんじゃかろうか。
 オークと地下迷宮で戦う戦士だけがゲームブックの全てでは無いのである。
 そういう思いの元、結局購入したのは「キン肉マン・マッスルグランプリMA
X」となった。格闘ゲームなんて随分久しぶりだが、案の定、悪魔将軍の繰り出す地獄
の断頭台でいつもマットに転がされる。
 闘いの神の圧倒的な強さに歯軋りしながら話を戻すが、ともかく絵の魅力は非常に大切
だという意見は断じて譲らない。パッケージのステカセキングを見る度に本気で
そう思う。「凶暴すぎて地球を追放された悪魔超人の一番手」がコイツなのだと言
われても、絵無しで想像しきるなど凡人には不可能。できるとしても天に選ばれた者の領域で
あろう。
 とりあえず非常に良い刺激になったので、今から執筆にとりかかる事にする。

2006年8月16日

 何か参考になる物はないかと本屋をうろついていると、なんかデカいポスターが貼られている
のが目に入る。これがどうやら今のイチオシ作品であるらしい。ならば何か学ぶ事も
あるだろうと、ポスターに書かれたタイトルの本を探して本屋の中を徘徊し続ける。
 でもあのハルヒって作品、前に貼られていたポスターのシャナって作品と絵が同じに見え
んだが……まぁ売れ線の絵というものが各時代にあるので仕方ないのだろう。歳をとったせ
いか、同じ傾向の絵柄を見分ける事が年々できなくなりつつある。このままではい
ずれ本宮ひろし氏と宮下あきら氏の絵を見分ける事さえできなくなるかもしれない。げに老いと
は恐ろしきもの也。
 そういうわけで桜田吾作氏版復刻漫画「グレートマジンガー」の1巻と2巻を購入
した。昔欲しかったのに当時は金が無かったので泣く泣く見送ったのだが、今度は全4巻のう
ち後半の二巻が見つからず泣く羽目になるとは。ダイナミックプロのロボット漫画はアニメ版に
比べて過剰に苛酷な展開が多くて今見ても驚く。科学要塞研究所からグレートマジンガーの設
計図を盗み出した研究所員の動機がミケーネ帝国とは無関係な産業スパイに金で動
かされたとか、末路が海に沈められて抹殺とか、ヒーロー物とは思えない生臭さだ。
 予定とは少し変わってしまったが、復刻版とはいえ10年近く前に刊行された漫画なので今逃
すと次に見つかるのがいつなのかわからない。よってこれは仕方の無い事だ。それにこちら
はこちらで参考になる。やはり刺激を与えてくれる何かは必要なのだ。

2006年8月11日

 続行か書き直しか、未だに検討中。最近は仕事からの帰宅も少々遅く、なかなか時間
が取れない事も多少影響している。寝転んで口を開けていれば餌が降って来る仕事
はどこかに無いものか考えてしまう事が誰にもあるとは思うが、今まさに自分がそう考えて
いる最中だったり。寝転んだままでは執筆できないので本末転倒であるという事はわかってい
るのだが。
 とりあえず作り直しの場合に備え、大まかなストーリーとキャラ原案と数値バランスとエンディ
ングとギミックを準備しておく。あとは文章にするだけ、という所まで持って行っておくのが望ま
しいだろう。白状してしまえば、魔人竜生誕の時は書きながら考えた部分もちらほら有る。何も
かも予定通りにはいかないものなのだ。それでも計画は立てておくに越した事は無い。
 自分の人生において計画が役に立った覚えは無いが。

2006年8月6日

 祝・ドルアーガの塔復刊決定。
 さて、気がつけば二週間ほどサイトを更新していなかったわけだが、これにはドルアーガ
復刊決定が少々関係あったりなかったり。書いていた作品がドルアーガとちょっと被っ
ている部分が(システム的に)あったので今回の作品を白紙に戻してしまおうかと考え
たのだ。酒井氏とは現在相談中だが、氏は「あんま気にする程でもないんじゃない?」と仰っ
ておられる。
 どうするべきか、難しい所だ。
 というわけで色々考えていた。仕事で出張もあったのでちょっとばかり忙しかった。私生活で
少々悩み事もあるのでそれにも手を取られ気味である。困難とは一度に到来するもの也。

 話はかなり変わるが、現在週間少年サンデーで「聖結晶アルバトロス」という漫画が
連載されている。アホウドリが何かする話かと見えるタイトルだが、実際は怪物相手のバト
ル物。主人公も鳥ではなく熱血空手少年である。
 出張先のビジネスホテルの食堂で目にした事から知ったのだが、この漫画の作者はこれが
初連載。しかしどうやら彼の年齢は自分よりもまだ上、30代の半ばらしい。かなり遅咲き
の人なのだろう(ただし、読み切りは結構前から描いていた模様)。
 作品をゼロから書き直すとなるとそれ相応に時間がかかる。自分ももう子供ではない歳だ
し、何か書くなら後戻りしていられないのでは……と考えていた矢先だったのだが、なんとな
くこの漫画の(作者の)存在に元気付けられた。ついでにこの漫画を読んで「自分なら
こうするのに」という考えも沸いてきた。ゼロからやり直すにしても、足がかりはすぐに組み立て
られそうだ。
 なお「アルバトロス」は漫画としてもオーソドックスながらちゃんと面白い。主人公は車田漫
画の住人かと思うぐらい熱血漢でタフガイでワンパン逆転野郎でありどっちかというと古風
だが、ヒロイン(異世界のプリンセス)が黙っていれば大人しそうなのに行動的でやる
気満々だがメチャクチャ弱く何をしてもすぐ裏目に出て酷い目に遭いおまけによ
く脱ぐという、なかなか珍しいキャラクターである。それとも今時はこういうのが流行りなのか。
なんにせよキャラが立っているのは良い事であり自分も見習いたい所である。

2006年7月22日

 午前中にドラクエUをクリアして午後は執筆してたけど、我ながらスローペースだな。1
週間かけていろいろ考えて一週間かけて書いて……を繰り返している感じか。テンポができて
いるのは良い事だが、それが遅いのは悪い事。なんとかしなきゃーね。
 一応、ゆっくりだが進んではいる。だがここに書けるような事が何も無いのが残
念。まぁ今書いている事がそのまま出るのか、そもそも本当に出るのかはわからないわけだ
が。
 主人公の名前のモトネタが○○戦○○○○○○○1だとかぶちまけてやりてー。でも書き進
めるうちにモトネタと似ても似つかなくなっちまった。なんとぉー!

2006年7月17日

 やっと導入部とその周りを書いた。以前ならここで完成度25%って所だったが、今回は改
稿に加えて加筆もあるんで計算するのが恐ろしいぐらい進んでいない。
 やはりアレだな、執筆ペースをあげる一番の方策は「自分が書きたくて仕方な
い物を組み込む」だな。無論今もそれはやっているんだが、まだそれが作中に登場す
るまで進んでいないからな。難しいな。まぁわかってた事だけどな。とりあえずそこまで進め
ばもう少しペースアップするだろう。
 そう考えると、漫画とかゲームとかのジャケットに可愛い女の子の絵が昔に比べて増えたの
もわかるという物だ。皆それが書きたくて仕方が無いんだろう。俺もその気持ちはよく
わかる。やはり美少女は希求力があるな。個人的にはロボットの方がもっとあると思う
がな。あと超人とかな。
戦争男「俺はロボでも超人でもない、ロボ超人なんだ」
 どっちでもあるんじゃねーか。
 ちょっと酒が過ぎているようだな。俺は何を書いているんだろうな……。

2006年7月8日

 全然進まない。なんでこんな時期にクーラーが使えないんだ。なん
でもウチの電気系統がイカレ気味らしいが、なんで電器屋が10日にしか来てくれない
だ。
 陰謀か? これは陰謀だな? まさか……ゴルゴム!?
 午前中は寝てたし昼間は暑くてドラクエが精一杯だ。この時間になってようやく少しマシに
なったので今からエンジンをかける事にする。自分はスロースターターなんだと自分に言いき
かせる自分は少しだけ嘘つきだ。

2006年7月7日

 難航中。来月までってのは無理になりそうだ。変更点で酒井氏と意見交換しているが、それ
でも最後までの見通しを立てるのは容易くない。だがある程度は立てねばならない。見切り発
車では迷走するしかない。
 頭の中のジグソーパズルが所々抜けているといった状態か。あといくつかがカチリと嵌れば、
竜巻のごとく駆け抜ける時が来るのだが。だがその「何か」もそれなりに見えてきているので今
夜中に決めてしまい、明日からいよいよ再出発する。 

2006年7月1日

 一週間ほどサイトを更新しなかったが、これはのんびりドラクエをプレイする時間が減ったた
めであり仕方が無い。新作について酒井氏から返事が返って来たが、端的に言えば
ボツ一歩手前扱い也。

――システム・物語・主人公 全てにおいて問題外の造りである
酒井氏「出せませぬ 飾りかと」――

 とはいえ、自分的にはさほど落胆していない。なにせこれは魔人竜の時にも言われた
らである。歴史は繰り返す。繰り返すほど積み重ねた歴史があるかどうかは別としてやはり繰
り返すのだ。
 よって現在は変更点を思案中。この一週間でぼんやりと形にしたので来月までには第二稿を
書き上げたいものだ。

2006年6月11日

 初稿を書き上げて送った。いやー長かった。今週は仕事から帰ったらゲームノ
ベル執筆しかしてない状態に近かった。実際に書き上げたのは昨日の事なんだが、月曜日
に来ていたメールに夜中の9時すぎに気付いたりする始末。
 ともかくここらで一息つく事にする。まぁしばらくは次のアイデアを練らなきゃな。いろいろ
追加する必要があるかもしれないし、そもそも没られておさらばって事も充分
考えられる。
 もしこの作品が没だったらネット上で公開でもするとしよう。まぁ創土社のHPを見る限りでは
結果が出るまでにはまだまだ時間がありそうだが。どうやら次の出版作品はほぼ決まっている
ようだし、さらに「魔界の迷宮」まであるのならば今年中には進展しないかもしれん。ま、
焦っても仕方の無い世界だし。一休み、一休み。

2006年6月4日

 駄目だ。これがスランプって奴か。キーボードを叩こうとしても指が全然動きやがらな
い。なのに呑む酒の量は普段の10割増しだ。ヤベェ。全然頭が回らない。
 原因はわかりきっているが、ゲームノベルとは全然関係ない事なのでここには書かな
い。というかこの時点で新作執筆状況になってねぇ。こりゃタダの愚痴日記だ。
 結局フトンの中で自分の頭を叩きながらほぼ一日……いや、いろいろあって合計一週
間を無駄にしちまったわけだが、それでも最後の気力と生命力と生神力と小宇宙を可能な限
りかき集めてPCを起動させた。モニターから逸れるな、自分の目。あと現実からも

 メールが来ていた。懐かしくも暖かい奴が、一通。

 たかが一週間の遅れごとき、今週中に三倍にして叩き返す事
を決意。初稿完成予定7月なんてじれったいぜ、今月中になんとかしてやらあ。
 とりあえず項目シャッフルは今週半ばまでにやる事にする。現在までの総項目勘定と追加項
目数の割り出しは今終わった所だ。書き足しと振り分けは三日あればなんとかなるだろう。

2006年5月27日

 文章は99%書き上げた。最後の2項目ほどで苦戦中。やっぱり悩むな、トゥルーエンド
という奴は。概ね頭の中にあるのだが、形にするのが難しい……という事は先週も書いた
か。なんとも難産な事だ。
 「魔人竜生誕」はエンディングを大量に用意したが、今回、現時点ではあそこまでの数
は考えていない。実は魔人竜生誕だって、元々あれだけのエンディング数を用意す
るつもりはなかった。あれの半分くらい……主神ごとに3つ、ライバルで2つ、615のアレで
1つとしてまぁ半分くらいだったという事になる。
 今回もエンディングを1つにする気は無い。ただ、数で言うなら魔人竜ほどにはならないだろ
うと思う。魔人竜は「ごっこ遊び」だったが、今書いている物はまた別の設計思想がある
らだ。吉とでるか凶とでるか……無論、吉を目指さないと話しにならんわけだがな。

2006年5月20日

 少々不味い事になった。予定通り進まないかもしれん。今書いている部分が
できればストーリー的に7〜8割を消化できるのだが、なんせ佳境なもんで上手い事まと
めないといかん。いや、書くべき筋書きは既に頭の中に有る。有るのだが、実態に形に
する事がこれまた難しい。
 過去を振り返り、魔人竜生誕の時を思い出して同じ対処法を取ろうとしてみるが……あの時
背中をドカドカ押されるみたいに勝手に湧いてきたんだった。駄目だ。解決法にな
らねぇ。
 気分転換にネット上をうろつく。魔人竜生誕が刊行されてからこちら、週に一度以上は『魔
人竜』でネットを検索している。最近はFF12の中ボスらしき名前が目立つが、それはともかく
あちこちのサイトで魔人竜生誕についての意見を覗いてみる。批判一方のサイトが無いら
しいのは嬉しい限り。特に今でもあれこれ書いてくださっている某サイトには励まされてい
る。ま、ある程度の容赦はされているのかもしれんが。

 意見を出してくれた方に感謝。
 プレイレポートを書いてくださっている人に大感謝。
 絵まで描いてくださった方に同じぐらい感謝。
 入院するかもしれない某氏、お大事に。

 とりあえず気合をわけてもらったので執筆を続行する。

2006年5月16日

 文章を半分までは執筆。まぁ予定通り日曜の夜には書き上げたんだけどな。こ
れから残り半分、気合を入れなおして書かねばなるまい。
 このペースを保つ事ができれば、予定通り今月末には文章ができる。項目シャッフルと
戦闘バランス調整がまだ残ってはいるが、どっちもある程度視野に入れて製作してい
のでそんなに苦労はすまい。
 しかし書いているうちに不満は出るものだ。今度の主人公は明と全く違う印象を出そうとした
が、そのせいで最初はとかく情けなくなりがち也。最初から腕の立つ冒険者とかだとここ
ら辺は楽なんだが……。まぁ仕方が無い、なんとかかんとかやってみるさ。

2006年5月10日

 書きあがった量が目標の3割程度に減少。意味不明? いやいやそん
な事はない、単に新しいアイデアを入れたくなったので書く量の予定が変わった
けだ。さすがに平日は仕事があるのでキツイが、週末を利用すれば元通り半分程度までには
進める事ができるだろう。
 目標は今月中にシナリオを完成させる事だ。項目シャッフルや戦闘バランス調整も考える
と、創土社に原稿を送る事ができるのは夏ごろになるだろう。なんともはや時間のかか
る事よ。昔、一日が48時間だったら良いのにと弟に愚痴った事を思い出す。その時に「だっ
たら一年が6ヶ月になるだけじゃねぇの?」と言われたがな。
 こんな事書いている間に原稿進められそうだな。そうすべぇ。

2006年5月6日

 だいたい半分ほどまで書く。我ながらそこそこのハイペースだとは思うが、なぜ
こんな事ができたかといえば寝違えたせいで首がいたくて堪らなかったためシップを
貼って部屋の中で呻く事しかできないのでゴールデンウィークだという
のにどこにも行けずPCに向かっているか寝るかの二択しかな
かったからだ。一応三つ目の選択肢としてドラクエもあったのだが、久しぶりに起動して
みると冒険の書が吹き飛んでいたので見るのも嫌になった。ダークドレアムをリ
ンチしていた俺のパーティ(主人公・テリー・バーバラ・スラリンの勇者4人)よさらば。
 だが沸き上がる怒りと憤りのおかげで思ったより早く執筆が進んでいる。まこと、負の感情
は人を衝き動かす原動力よな。もっと温かみのある原動力が欲しいというのは贅
沢な願いというものだ。
 しかし現状、作りながら疑問も抱き始めている。このゲーム簡単すぎないか。ちょっと難易度
低いんじゃないだろうか。なんか初プレイで何の障害もなくあっさり最後までいかれて
終わりそうな気がしてならない。でも魔人竜でさえ「敵が強すぎる」と言われた事を考えるとど
うしたものか悩む。

 【魔人竜の難易度決定の経過】
酒井氏「後半の敵強いね。一発クリアは無理かな」
自分「まー何回か挑戦すりゃラクショーっスよ」
酒井氏「そだね」

 いや、今回は敵弱いんだけどな。ただ、主人公も弱いから。それでバランスとってるから。
つーかそれでゲームを成り立たせているから。明が「いかに敵を倒すか」というスタンスを取っ
ているのに対して、今の奴は「いかに殺されずに生き延びるか」が基本姿勢になっとる
わけで。
 「蘇る妖術使い」の影響を受けて、それの真逆に走ったのが今回の原点だったりす
る。やはりリビングストンは偉大だ。あの作品は失敗作だとは思うが、あれから学べる事は多
い。
 俺がそれを活かせるかどうかはまた別の問題だが。

2006年5月4日

 だいたい4分の1ほどまで書く。これで完成度25%かといえば、当然第一
稿なのでそんなわけもない。だがこれまでの過程をあと3回繰り返せば第一稿になるの
だ。自分は先が長いと感じたら、こうして「今までをあと何回」と数えて自分を元気付ける事
にしている。
 しかしこの調子で先を考えれば、今度の作品は300項目ほどで出来上がりそうだ。まぁ魔人
竜生誕も最初370項目だったのに、何時の間にか615まで膨れ上がった
んだがな。加筆な簡単だが削るのは難しい。とにかく絞るだけ絞って第一稿とせねばならな
い。
 だが魔人竜と違い、今回の戦闘はいくつもの項目をジャンプし続けるような物ではない。フラ
グ管理もできるだけ単純化した。魔人竜はオンリーワンを目指したゲームブックだっ
が、今回はもっと普通の作品になっている。
 無論、今さら一介の剣士が魔王の住処に押し入るような内容は書かんがな。それは新作で
やる話じゃあない。
 魔人竜のコンセプトは捨てきらずに、それをもっと遊び易くする方向で考えている。とはいえ、
やはり電車の中でできる物ではないがな。
 しかし相変わらず自分が書くと一項目が長いな。どうすべぇ。

2006年4月30日

 ルールと背景、導入部分を一通り執筆完了。書き始めてから1週間か
かった。
 アイデアや筋書きが頭に有っても、それを形にするのはやはり難しい物だ。誰しも『オレの考
えた最強ヒーロー』『無敵ロボ』『感動ハートフルストーリー』etc……があろうが、実際に形にし
ようと試みた者は大半が愕然とした筈。
 あらゆる既存作品を超える超名作が、なぜこんな低級Dランクゴミ作品になっ
たのか、とな。
 とりあえず酒井氏に見せるため形にはしたが、正直不安は拭えん。まだ序盤、項目数にして
20程度だというのに……。
 ドラゴンの洞窟の剣社通信にてせっかく「筆は早く仕事も確か」と誉めていただいたというの
に、調べ物一つで1時間かかっているという体たらく。
 ま、仕方が無い部分もあるがな。「来週までに修正しますぜ」と告げといて4日で仕上げるの
を繰り返せたのは、所詮修正だの加筆だのに限った話に過ぎん。ゼロからの構築は
別世界なのだから。
 とはいえ、悠長に構えてもいられんな。せっかく考えたキャラクター、そいつに用意した身体
的特徴が現実にどんな物かネットで調べてみたら、考えたキャラと被りまくっているキャ
ラが見つかっちまった。しかもエロゲーらしい。うわーお。
 だがこの程度でくじけてはいられん。明日からは前半の執筆に突入なのだ。そもそも、自分
の頭では完全オリジナルキャラクターなど考えつけん。ラーメンは世の中に無数にあれど、調
理方法と腕次第で自家製オリジナルラーメンになるのだ。材料が他所と被ったぐらい
で投げ出すわけにはいかんという事よ。
 若さってなんだ? 振り向かねぇ事だー!


戻る
戻る