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【第0回】Javaをインストールしよう!
学生の皆さんからの質問で意外と多いのが、「Javaがインストールできません!」というもの。そこでここでは第0回として、Javaのダウンロードからインストールまでの流れを説明します。
今回は2007年11月20日時点の最新バージョン(正式リリース)である、"J2SE5.0(Java 2 Platform Standard Edition 5.0)"をWindowsにインストールするという設定で説明しています。皆さんがこれからインストールする「Java」には、実はいろいろなバージョンが存在するのですが、もし、文章中のバージョンが異なる場合は、実際にインストールするJavaのバージョンに適宜読み替えてください。
STEP1 「Java」をダウンロードしましょう
まずはインストールする「Java」のソフトウェアを手に入れましょう!
以下のサイトにアクセスしてください。
http://java.sun.com/j2se/1.5.0/ja/download.html
この中の、「JDK 5.0 Update 14」の項目から、「ダウンロード」をクリックしてください。
「Download」 のページになりますから、画面中ほどにある「Accept License Agreement」を選択して「Continue」ボタンをクリックしてください。
ダウンロードファイルの一覧ページが現れるので、
「Windows Platform - J2SE(TM) Development Kit 5.0
Update 14」の項目にある次のファイルをクリックしてダウンロードして下さい。どこに保存したかは忘れないでくださいね。
Windows Offline Installation, Multi-language jdk-1_5_0_14-windows-i586-p.exe
(※Windows "On"line Installationと間違えないようにしましょう。)
ファイルがダウンロードできたら、次はインストールです。
STEP2 「Java」をインストールしましょう
ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてみましょう。
インストーラが起動してインストールが始まるので、画面に従いインストールを進めます。
途中、使用許諾契約に関するウィンドウが出てきたら、「使用許諾契約に同意する」にチェックを入れて、「次へ」を選択してください。
初期設定通りに進めば、
C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_14
にJavaがインストールされます。
STEP3 初心者の落とし穴、環境変数
さぁ、これでJavaがインストールされました!早速使ってみたいところですが、Javaを使うためにはもう一つ、環境変数というものを設定する必要があります。
これを忘れると、インストールしたのにJavaが動きません!
早く使いたい気持ちを抑え、環境変数の設定にかかりましょう。
ここからは皆さんのOS(オペレーティングシステム)によって、操作が異なりますのでそれぞれのOSの場合を読んで、作業を進めてください。
ここでの説明にたびたび出てくる
C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_14\bin
は、Javaのバージョンやインストールしたフォルダによって変わってくる可能性があるので注意してください。
→ Windows XP/2000 の場合
→ Windows Me の場合
→ Windows 98 の場合
Windows XP/2000の場合
-
画面左下のスタートメニュー→(「設定」→)「コントロールパネル」→「システム」と選択します。
(※「設定」→はWindows2000では必要です。) -
「詳細設定」タブの「環境変数」ボタンをクリックして、「環境変数」ウィンドウを開きます。
- 「ユーザー環境変数」の「新規」ボタンをクリックして下さい。
もしも「ユーザー環境変数」にすでに「PATH」という環境変数が存在する場合は、「編集」ボタンをクリックしてください。
-
開いたウィンドウで
変数名・・・「PATH」
変数値・・・「C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_14\bin」
と入力してください。「ユーザー環境変数」にすでに「PATH」という環境変数が存在した場合は、
変数名・・・「PATH」
変数値・・・「(いままで設定されていた変数値);C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_14\bin」
と追記してください。(※「C:\」の前に、セミコロン「;」があるので注意!!!)※ちなみにこの「C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_14\bin」というフォルダは、Javaを動かすファイルが保存されているフォルダです。バージョンが異なっている場合や、インストール先のフォルダを変えた場合はPATHの変数値を変えてください。
- 「OK」ボタンを押してダイアログを閉じます。
下の図のように環境変数「PATH」が設定されていればOKです。
そのまま「OK」ボタンを押してプロパティウィンドウも閉じてください。
(もし、このとき起動中のコマンドプロンプトがあれば、全て閉じて下さい。)
これで、環境変数の設定が完了です。
Windows Meの場合
-
スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択し、「msconfig」と入力して「OK」ボタンをクリックしてください。
-
「システム設定ユーティリティ」ウィンドウが開くので、「環境」タブから「PATH」を選択し、「編集」ボタンをクリックして下さい。
-
開いたダイアログの「変数の値」の欄に「C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_14\bin」と追記してください。
元の行の末尾にセミコロン「;」が付いていない場合は、セミコロン「;」をつけた後に「C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_14\bin」を追記してください。
-
「OK」ボタンを押してダイアログを閉じます。
そのまま「OK」ボタンを押して「システム設定ユーティリティ」ウィンドウも閉じると、再起動を促すダイアログが表示されます。
「はい」を選択してコンピュータを再起動してください。
これで、環境変数の設定が完了です。
Windows 98の場合
-
スタートメニューから「設定」→「コントロールパネル」→「フォルダオプション」を開いて、
「表示」タブを開いてください。 -
「登録されているファイルの拡張子は表示しない」のチェックをオフにし、「表示されないファイル」の「すべてのファイルを表示する」をチェックしてください。
(この設定によって、環境変数設定用の特別なファイルが表示されるようになります。)
-
「マイコンピュータ」からCドライブ直下に移動してください。
(「C」と書いてあるアイコンをダブルクリック)
「AUTOEXEC.BAT」というファイルがあるので、メモ帳などのテキストエディタで開いてください。
-
「PATH」と書いてある行がある場合、その行の末尾に
「C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_14\bin」を追記してください。
なお、この行の末尾にセミコロン「;」が付いていない場合、セミコロン「;」をつけた後に「C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_14\bin」を追記してください。「PATH」と書いてある行がない場合は、「SET PATH=C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_14\bin」という行を追記してください。
[追記前]
[追記後]
- ファイルを保存して閉じてから、コンピュータを再起動してください。
これで、環境変数の設定が完了です。
STEP4 正しく設定できたか、確認しましょう。
さて、これで皆さんのパソコンでJavaが使えるようになったはずです。
ここでは念の為、キチンと設定ができているようになっているか確認をしましょう。
以下の操作をしてみてください。
画面左下のスタートメニュー→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」(WindowsMe,98では「MS-DOSプロンプト」)と選択
または
画面左下のスタートメニュー→「ファイル名を指定して実行」→名前に「cmd」(Windows98,MEでは「command」)と入力
以下のような、真っ黒な画面が出てきたと思います。
(文字は実際より大きくしています。)
ここで「javac」と入力して、Enterキーを入力してみてください。
以下の画面のように「使い方:〜」と表示されれば、成功です。
いままでの設定は問題なく行われています。
「'javac' は、内部コマンドまたは外部コマンド、 操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」
等の異なるメッセージが出力されてしまった場合は、いままでの設定に何か誤りがある可能性があります。
もう一度、一つ一つ設定を見直してみてください。
お待たせしました。とうとうJavaのインストールが完了です!
Java講座の本編へ進み、Javaの世界を思う存分楽しんでください!
→ 次へ(第1回:悩んでないで始めましょう)